2012年9月2日日曜日

第29話「プリキュアがゲームニスイコマレ~ル!?」 脚本成田良美 演出土田 豊

良く出来た脚本だ!(`・ω・´)

与えられた「不思議な遊園地」というテーマを基に、
「楽しいアニメ」という監督からのオーダーに応える為の仕掛けや
良く考えられたアイディアが沢山入っていたところが良かったです。


「楽しい」の為の仕掛け

 まず、「プリキュアの姿で予想外の反則連発のアトラクションを攻略する」
というテーマ自体がそもそも「楽しい」

その要素自体は「オールスターズ3黄色組」そのものですし、
プリキュア5gogoにも「5DEチャンス!回」がありましたが、

みゆき達はまだ一回もやってないんですから別にやったって全く問題ありませんね。(゚ω゚)

なんなら毎年あったっていいと思います。


また、このアトラクションとその攻略法は作者が全部自由に考えられるところですが、
出来るだけ「キャラクターらしさを演出できる」アトラクションを用意しなくてはいけません。

そこのアイディアの出し方・見せ方に、演出家と脚本家の「味」が出ますよね。

 
▲反則に必殺技で対抗!
▲いつもとは違う必殺技の使い方を見せてくれる「驚き」も、「楽しさ」を演出する要素。
反則への対抗策。「プリキュアだからこそできる」内容である事が大事。
▲「どんな反則が出るのか?」「どう対抗するのか?」と考えるのも楽しい。
▲フリーズン&フローズンなんか要らんかったんや。
いや、逆にDX3にビューティーが居たらほの様の「敵の能力を利用する」
頭脳プレーを披露するという「見せ場」が盛り上がらなかった。
あぶなかったぜ・・・
 

「楽しい」だけかと思いきや


「4人が宿題を終わらせていない」。そして「どうしよう」と暗い気分になるという
みゆき達の姿に、多くの子供は「親しみ」を持ったことと思います。


そうして心を惹きつけた後、「そういうときにはどう考えたらいいのか」。
「そういう時にどうしたらウルトラハッピーになれるのか?」が、
マジョリーナの罠の描写の中に自然に描かれています。

「遊びすぎてしまったかもしれませんが、遊び自体は無駄ではありません!
遊びも大切な勉強の一部だからです!」

。・゚・(ノ∀;)やさしいなぁ。心救われる言葉ですね。一歩間違えば「怠けた言い訳」に
なってしまいますが、「前向きに物事を考える」ためには必要な考え方でもあります。

「宿題を終わらせられなかったのはハッピー達の失敗ですが、失敗はこれから
気を付ければよいのです!それに、宿題する時間はまだわずかですが残っています!」


ビューティーの見せ場!れいかさん以外には担当できない見せ場!

この後の「鉄製品の敵」を黙らせるためにピースを起用するところと言い、

5人が画一的な言動をする訳でも、みゆきが一番目立つわけでもなく、
「必要な場面に一番最適なキャラを使い、引き立たせる」考え方が好きです。 




▲before
▲ビューティーさんのアドバイス
▲after

「はっぷっぷー」は、「前向きになった姿」の為の前振りだった。


▲「思い出したくないもの」を思い出したうえでもまだ「ウルトラハッピー」と言えるかな?

というマジョリーナさんの精神攻撃の罠のアイディアは実にお見事。
「プリキュアを落ち込ませる⇒前向きに立ち直らせる」という「プリキュアらしさ」を描くのに、

これほど分かり易く、効果的なアイディアはそうそう無いと思います。
脚本がよしみ先生と知って「なるほど」と深く納得しました。


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

※本当は「あと2日残ってるから、帰ったらみんなで一緒に片づけよう」という展開にして
全員が宿題を間に合わせた方が「子供のお手本」らしいプリキュアが描けたんじゃ
ないかなーと思ったんですが、

多分この番組を見ている子供たちの多くは今日が夏休み最終日なんですよね?
そこに合わせて話を作ってるなら仕方がないですよね。

視聴者は今日夏休みが終わるのに、みゆき達は残り数日あるなんて展開になったら、
私が子どもだったら「ずるい!」って思いますもん。

「みゆき達と同じく、間に合わなかった子はギリギリまで頑張って、それでもダメなら
腹くくって先生に怒られなさい☆」
という作者のアドバイスなのかもしれません。

 ※  ※  ※

最近の話のつくりを見るに、
「楽しい姿を見せる」 事が監督が要求する第一条件の様ですが、

今回はただ楽しいだけではなく、その中にもアイディアを足して
「プリキュアの矜持」を描いてくれたところが良かったと思いました。

゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

次回予告

▲夏休みは終わったというのに、まだ遊び足りぬと申すか。

すごいですね。徹底してますね。

徹底して「5人の楽しくはしゃぎまわる姿を描こう」という作者の確固たる
意志が感じられる構成です。


数週間前に「本棚の扉や秘密基地等のワクワクする設定が最近全然見られなくて残念」と
ここに書きましたが、それがようやく来ましたね!よかったよかった、忘れてた訳じゃなかったんだ。

この先もこういう、「不思議に出会ったみゆき達ならではの」演出や物語が
見られたら嬉しいです。


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

このブログに寄せられるコメントを見ると
最近の「楽しくはしゃいでいるばかり」のみゆき達に不満をお持ちの方も
少なからず居るようです。

私も「前半と比べると物足りなくて寂しいな」とは思います。



が、それはそれとして、
「作者が「きっとちびっこ達はこういうプリキュアを望んでいるんだ」という信念を持って
この展開・物語を作っている」事が感じられるので、

自分の好みは別にしても、
作者は信念を最後まで貫いて欲しいなと、応援する気持ちもあります。


どうせ最終回間近にはまた力をためて、映画版と見まごうほどの作品を
出してくる事は間違いない訳ですから、それまで待つのもいいじゃないかとも思っています。



・・・あ、でも多分次回でキュアデコルが揃うから、また何か縦糸の話も進むのかな?


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

絵が可愛かった

▲いい笑顔だ…あと、この時のハッピーの「すっごく楽しそうな声」も印象的でした。
まさにハッピーの化身というような明るさで、そのお芝居の声だけでも楽しい気分になります。
▲かわいいかわいい。キャンディとみゆきがまたイレカワッタのかと思うくらい
可愛らしい表情だ。

▲この顔!!嬉しさと興奮がビッシーーと伝わってくるとってもよい表情。
この場面はこの表情が描ける作画監督さんでなければ成立しない!

うっおおーー!(*゚∀゚*)水泳きたー!プールじゃ!!

プールと言えば・・・・

うるっふっふっふ(^q^)

!?


プールに入るのに?泳ぐのに?
露出度が寧ろ下がっただと!?

すみません、何が起こったのか理解できません。

 ひどいオニ。ありえないオニ!

泣こう。我々も一緒に。


9 件のコメント:

  1. 今回は、すごろくかと思ったんですが・・
    同じネタは流石に使いませんねぇ

    スマイルプリキュアは他のプリキュアに比べて家族、友人の話が少ない
    前回書いた事なのですが、話が広がるはずなのになぜそれをしないのか改めて考えてみました。
    「皆の笑顔」とコンセプトを考えた時、震災で親兄弟友達を亡くした子供たちのことを考えて
    思い出さないで笑ってもらう為にあえて書かないのでは無いかと言う答えになりました
    では如何すれば簡単に笑ってもらえるか?
    ある番組で男の子の場合世界を通して、共通して笑えるのはクレオンしんちゃんのおしりギャグ
    アラレちゃんのう○ちギャグと世界各国でインタビューしていました
    まさかプリキュアには出来ないでしょうから、5人のドタバタ喜劇になっているんじゃないでしょうか?

    ミユキ達だけでは当然限界は来ると思うのですが、ドタバタ結構!
    是非とも頑張って笑顔を届けて欲しいですね

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  2. >プール入るのにむしろ露出が下がった
    しかもその衣装はスイムウェアという、オリンピック選手も使用するれっきとした水着であるから何も文句言えないという。
    オマケに水にすら入らないけど、前期EDで散々披露してるのに本編ででてこなかったアイススケート姿の登場。

    なんだか、作り手の掌の上で踊らされてる感じが久しぶりにしました。
    しかしこのれいかさん強すぎる

    夏休みの宿題ネタを非常にうまく使ってると思いました。宿題やらないといけない時って時間が何より大事だから、それを奪われたというのは本当にきついですから
    「強制的にゲームをさせ、勉強する時間を奪う」という発想の時点でうならされました

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  3. いや、もう鑑賞中笑いっぱなしでした(´∀`*)
    前半見ていて「面白いけど、今日も教訓なしなかなぁ…」という心配も、見事にマジョリーナさんとビューティさんが仕上げてくれてホッとしました。
    色々なネタが詰め込まれていてニヤつきっぱなしでしたが、今回の最大の見所はウルフルンさんが「サーキットの狼」を地で行ってくれたところでしょうかw
    ( ノ゚Д゚)<ちょっとスタッフゥー

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  4. 三幹部のひどすぎるインチキに何度も爆笑しました
    プリキュアの気合の入ったギャグ回は本当に大人が見ても楽しめますよね

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  5. ウルフルンさんの水着姿が意外ときまっていて惚れそうになったのは私だけでいい。
    それはともかく前回の印象と以前似たネタがあったことから今回は正直不安だったのですが、杞憂で済みました。
    随所に色々な工夫が盛り込まれていて素直に楽しかったです。
    みんなでわいわいやっているのは前回も同じはずですが、芯に一本ちゃんと作品を通して伝えたいこと
    方向性があるとこうも印象が変わるものかと思いました。
    それがお話作りの面白く、恐ろしいところなのかもしれませんが。
    次回はプリキュアが人魚姫化。みゆきの喜ぶさまが目に浮かぶようです。

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  6. 先週宿題やってない!で終わったので今回の宿題騒ぎには違和感を感じましたがそれを除けば楽しいお話でした。
    ここ最近遊んでばかり、という不満をもっている人もいらっしゃるかもしれませんが、遊んでいるみゆきちゃん達を見て、私はこうして一緒に遊ぶ事がこの子達のウルトラハッピーなんだろうな、と思いました。そして皆で楽しく遊ぶ事はキャンディの願い事でもあります。だから、みゆきちゃん達が遊ぶ姿を見てこれが彼女達の望んでいた事なんだ、と私は見守る事にしています。
    そういえばミラクルジュエルが忘れられている様な…

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  7. プリキュア軍曹2012年9月4日 19:41

    いやはや…今回もハンパなかったですね…!
    これまでおバカキャラはひとつのシリーズに一人か二人だったのに
    スマイルは5人中4人が…うん。
    そこがこれまでのプリキュアとは一線を画してるなぁと思いました。

    次回予告を見ていてどれだけ夏休み気分を引きずるんだろうって思いました…!
    とにかく来週以降も楽しみです…!

    PS,このブログに変わってからなんかコメントが書きにくくなりました…!(気持ちじゃなく文字打ちの点で)

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  8. お久しぶりです。

    今回の話で何気に細かく感じたのが、プリキュアは仲間を応援するのに、バッドエンド王国は仲間を応援しないことでした。
    彼らは仲は良くても、仲間意識がないんですね。

    そして、登場していないジョーカーはバッドエナジーを回収しない3幹部に文句さえ言っていないように見えます。あるいは3幹部が無視しているのか。

    どちらにせよ、バッドエンド王国は信頼がないように見えますね。

    対照的にプリキュアはビューティが仲間に非はあるとしつつも、宿題を終わらせられると信じていました。信頼関係の描き方がとてもうまかったですね。

    話の状況が動かないのは、ジョーカーが動かないせいだと思います。スマイルプリキュアで状況が大きく動くときは必ずジョーカーが動いているんですよね。

    プリキュア側はアカンベェを倒してロイヤルクイーンに復活してもらうのが一番有効な戦力。ミラクルジュエルを探す方法も良くわからない現状では、これが最善手なので状況を動かさなくていいんです。

    だからジョーカーがバッドエンド王国に戦略を与えるべきなんですが、動きませんね。何か不気味な物を感じます。……というか、ジョーカーしか状況を動かせるやつがいないというのも何か不気味ですが。まるでジョーカーが物語の創作者みたいな感じがして。

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  9. 前回に引き続き今回もただただみんなのやりとりを観ているだけで面白かった今回でしたw
    だんだんとただ普通に遊んでるだけになっているのもまたテンポ良く楽しめたかと思います。
    それにしてもこれで2回目のバッドエナジー未回収・・・悔しがるマジョリーナとは裏腹に彼女をからかってる面もあるにしても、ウルフルンがまんざらでもなさそうな感じだったのが印象的でした。

    しかし今回面白かったことは確かなのですが『18時30分』ネタといいいつも以上に大友向けなピースの言動といい、前回のまマジョリーナさんよりはむしろ今回の方が大友を意識してるのでは、と感じ、前回と違い今回はその点ちょっと観ていて(小さなお友達に)申し訳なかったかな?という気分にもなりました(苦笑。仮に前回のマジョリーナさん・・・バトルアニメのお約束と思うのですが・・・それを大友にこびてると仰られるのなら、それは前回ではなく23話の時だと思いますし)。

    もっともこういう気の利いた?洒落たセンスがあるからこそ僕も成田さん脚本が好きだったりします(笑)。

    >アドバイザーがいないスマイル
    その他シリーズの顔でありその前後に例がないくらいオリジナリティに満ちた5シリーズと比較するのは酷ではありますが・・・ただそれでもスマイルはお互いをお互いが足りないところを補っていけばいいのかな?と最近では思ってます。

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なんでもいいからHNを名乗って頂けます様お願いします。

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