2012年12月9日日曜日

第42話「守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!」 脚本=山田由香 演出=三塚雅人 絵コンテ=門 由利子

熱い(*´ω`*)


なおちゃんの感情を一番盛り上げる話づくりと、
なおちゃんの悲鳴にも似た、感情がビンビン伝わる迫真の声!



 福圓さんもそうですが、井上さんも大変素晴らしいお芝居をなさる。


゚・*:.:♪*・場面から読み取る作者の「意図」゜゚・♯*:.。. :*・゜

 ▲この場面。

ここは「ハッピーが助けに来て家族は無事でした」っていう結果以外ありえない場面で、
それは見え透いた(子供には分からないところだけど)展開だけに

「さっさとハッピーの姿を出せばいいのに」と思いました。


▲「なおちゃんがショックを受けた場面」が必要以上に長回しだったように感じた。


この時は「なんで?なんで必要以上に引っ張るん?なおちゃんの表情ちょっとこわいやんけ(´・ω・`)」
と思いましたが、その理由は後で明かされていました。


▼それはこの場面、このセリフのため。


 ▲「私、怖かった」


「兄弟たちの前では「頼れる強いお姉ちゃん」であっても、
同い年の友達の前では「普通の弱い女の子」として涙を見せる」。


この場面は
そんななおちゃんの姿を見せるため、あるいはその対比の為に
用意したんだろうと私は見ました。


゚・*:.:♪*・話の作り方考察゜゚・♯*:.。. :*・゜


今回は描くテーマが前もってわかっていたので、あらかじめ
「そのテーマをどのように描いていくのか?」に注目しながら見ていました。
 
※  今回は  ※

「なおちゃんの人物を描く回」
「なおちゃんのテーマ、それは「家族と絆」」

「私の名前は緑川なお。あたし、家族が大好きです」
 この〆のセリフに繋がる物語を作る事。

それが、今回の作者(=脚本家と演出家)のお仕事でした。

゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜


「その為に、それを最も効果的に表現するにはどんな場面をなおちゃんに与えればよいか?」

と言う所から、作者は思考を始めたはずです。

・「家族を守る」という事を分かり易く、強烈に印象付けるには、
「兄弟がピンチになる状態」をなおちゃんに与える事。

・そのためにまずなおちゃんは「親から弟たちの面倒を任される」場面を作る事。

・家族をマジョリーナに人質に取られること

なおちゃんの感情をもっとも引き出すために、作者はこれを用意しました。

▲兄弟からの信頼が厚い、「頼れるお姉ちゃん」を見せるための場面。
▲兄弟のリーダー。妹が「おねえちゃんの役に立ちたい」 と無茶をする場面の為の前振りも兼ねて。


「頼れるお姉ちゃん」を演出するために「お母ちゃんカレーの為の買い出し」
「商店街の人たちとの触れ合い」 を用意し、弟たちが行方不明になる理由を用意したら、

あとは背中をポンと押すだけで、すべてのキャラクターが自動的に今回の
「物語」になるように転がったに違いありません。

▲マジョリーナに外道な作戦を取らせるための場面。
▲更に何やら不気味な暗喩。

▲カタギに手を出す禁じ手を犯したマジョリーナ!
▲正に外道ッ!なおちゃんの大切な家族を「消す」と言う!

見事なゲスっぷり!こうでなくては主役は光れない!
遂に出た、なおちゃんの心を限界まで掻き立てる

最高にサイテーな最後の手段ッ!


▲なおちゃんの一方的な思いでは無い。兄弟もまた、お姉ちゃんを大事に思ってる。
それを見せる為の場面。

その兄弟の思いが、またなおちゃんの心を強く掻き立てる!


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

こうして分析してみると「驚くような発見が無くてちょっと甲斐が無いな」とも
思いますが、「いやいや、こうして直球でしっかりとキャラクターを描き切ったのだから
この仕事は素晴らしい!」と、やはり敬意を感じます。

▲家族の前で変身!というイキな演出もありましたが、それは飽くまで「結果論」。
そんなサプライズを仕掛ける事を前提にはこの話を作ってはいないでしょう。

そういう事を目的に話を作り始めたなら、途端にこの場面はきっと「小細工」に成り下がって
見えてしまうものですから。


゚・*:.:♪*・画像でコメント゜゚・♯*:.。. :*・゜

▲おとうさん、パーツは設定表のとおりっぽいけど、他の回と人が違うみたいに見える。
「寡黙な職人気質」というよりも「爽やかマッチョ」って感じ。
「なおちゃんが慕われている」と見せると同時に「事件の前振り」になってる台詞。
▲この黄瀬はなにか的外れな事を聞いてやしないだろうか。
(せめて髪の毛を掴んで「うらら風」にしてたらよかったのに。)

▲そうあるべきとはいえ、怖い絵ですねぇ。((((;゚Д゚)))



▲キャンディはすっかり「キュアデコル要員」。
・・いやいや!キャンディも5人の友達として「一緒に戦っている」のだ!
欠かせない見せ場ですよ。

▲隙あらば使ってくるアイスソード。

オリジナル武器を持ってるのはれいかさんだけ。
こういう個性を発揮してくれる見せ場っていいよね。

▲必殺技が飛び道具でないってのもいいね!(*゚∀゚*)

ドリームのシューティングスター以来かな?


゚・*:.:♪*・れいかさんのセリフで思い出した゜゚・♯*:.。. :*・゜

今回の
 この場面を見て、前から思っていたことを一つ思い出したんですが、


結局今の今まで「なおちゃんとれいかさんの過去」に触れる物語が無かったですね。
きっとあるだろうと期待してたんですが・・・

この先はクライマックスだし、この様子だと最後までそれは望めなさそうですね。

それになおちゃんとれいかさんだけに関わらず、「コンビ」でキャラクターを描くという事を
今作ではやってくれませんでしたね。


「一人一人にスポットを当てる回」だけでなく、
そういう切り口を使えばまた、それとはまた違う「キャラクターの魅力」が見えたに違いないと
思うんですが・・

プリキュア5、フレッシュ、それに「デカレンジャー」なんかがその手法を使っていて
印象に残っています。


・・いや、プリキュア5で演出をやっていた大塚監督がその手法を知らない訳が無いわけで、
という事は「選択肢にはあったけど、意図して外した」と考えるべきかもしれませんね。 (´・ω・`)


゚・*:.:♪*・次回゜゚・♯*:.。. :*・゜


「道」がテーマのれいかさん。そのキャラクターを最大限描く為に作者が用意したのは
なんと留学ですか!

うーん!(*゚∀゚*)面白そう。
ブライアンの学校との関係で交換留学の話が出るのかな?

求道者のれいかさんの事ですから、ブライアンを見て「自分も色んな人たちと触れ合いたい」
「多くの人たちと出会い触れ合う事が、新しい自分に気づくきっかけになる」
「新しい出会いが、今の自分では見つけられなかった新たな道を示してくれるのでは」

と思ったんでしょうかね。

作者が示したテーマにれいかさんが何を思い、何を決断し、どう自分らしさを見せるのか?
楽しみに待ちたいと思います。

13 件のコメント:

  1. いやよかったです。ほんとに。
    私も家族が大好きなのでなおちゃんの気持ちは痛いほどわかります。大切だからこそ守りたい気持ちが強くなるんだと思います。

    兄弟たちが助からないはずがないとわかっているのに土煙が晴れるまでの不安となおちゃんの絶望の顔は物語を盛り上げるのに十分だったと思います。
    そして最後終わった途端に仲間に見せる弱さは自分も子供であるということを如実に表し、それまでの保護者としての対比がよく表れていたと思います。

    いやここ最近の個人回は素晴らしいと本当に思います。最後のれいか様は道というテーマですがどんな己の道を見つけるのか、一人で強敵ジョーカーとどう立ち向かうのかが楽しみですね。

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    1. >ここ最近の個人回は素晴らしいと本当に思います

      子供たちの為に「敢えてユルい話」を長い事やって来てましたからね。
      そしてようやくクライマックスに向けてギアチェンして、作者の本気が
      見られるという訳です。これからはまた物語序盤の様な盛り上がりが期待できますね!

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  2. いい家族ですねぇ、なお姉さん最高です
    しかし表情が・・怖いというか・・

    レイカさん留学ですか?ほのさんと違って本棚使えばいつでも戻れるから
    行ってらっしゃいって、言ったら身も蓋もなくなっちゃうんで
    どんな展開になるか、本棚の移動をクリアーするくらいの話になるのか?
    電話して公園に迎えに行っちゃう赤いプリキュアも居たし移動ってなんでもできる・・さてさて

    あとクロックもそろそろフル点灯だけど・・バットの方はどうなってるんだろうか・・
    溜まってたっけ?

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    1. >本棚使えばいつでも戻れるから

      む。確かに…
      ・・でも多分、知らんぷりするかな。そこは。

      いや、知らんぷりは出来ないよなぁ。世界一周しちゃってるし・・

      脚本家によって描写が分かれそうですね。
      よしみ先生ならそこに触れるし、小林さんなら触れないような気がします。

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  3. ケロロ軍曹2012年12月9日 21:14

    新しい家族(妹)が誕生してハッピーエンドというと、ハートキャッチの最終回もそうですね。

    次回ですが、早くれいかのパパンに登場してほしいです。そろそろ出るかな?
    35話にて14歳で巨大ロボットの操縦をこなして見せた彼女のことです。
    留学は話の終盤で取り消しになるかウソと判明するといいですね。

    23日は、クリスマスが近いですけど、スイートの44話のこともありますからね。
    無事ウルトラハッピーで終わってくれるでしょうか?心配しながら楽しみにしています。

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  4. いやなんか、今回はウルフルンとアカオーニの行く末が気になって気になって…
    二人は、どうなってしまったん? そして、マジョリーナさんは!?

    今回のお話は、ストーリーとしては王道だったけど、タメの演出とかすごくて、不覚にもドキドキしてしまいました。

    それにしても、れいかさん、黒電話使ってても全然違和感なかったな…
    テレビを見てるお子様たちは、「あれなに~?」とか言ってなかったろうかw

    フレンドリーな商店街といい、スマイルは、昭和な匂いが漂ってるな~~

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    1. >昭和な匂いが漂ってるな~~

      携帯とかパソコンとか、そういう文明の利器があんまり出ませんよね。プリキュアって。
      ラブたちくらいですかね。

      そういう物が無いほうがほっとする感じがあるのは、私が昭和生まれなせいかもしれませんが、
      やはりそうとも言い切れない気もします。

      削除
  5. セクシィードラフト2012年12月10日 0:34

    今週はリンゴというのもお話のアイテムの1つですよね
    緑川家のカレーの隠し味・・・ある意味、家族が共有してる味という絆のリンゴと
    マジョリーナが家族に手をかけるためのリンゴ
    末っ子が「リンゴ」というセリフを言うぐらいには大事なアイテムだったと思います

    あと声優ネタですがマジョリーナ役の富永みーなさんは「銀河漂流バイファム」という作品でクレアという14歳の少女を演じており
    クレア含め13人の子供だけで両親を助けるために銀河漂流をしてるわけですが
    クレアは12人のお母さん的役割をしてました。
    何となく、14歳で大勢の子供達の母親的役割となると、なおちゃんとイメージ似てるな~と思いましたね

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  6. チェスター2012年12月10日 2:07

    こんばんは☆ はじめまして書き込みさせてもらいます♪
    pixiv でていおさんの面白いマンガを見て大ファンになり、
    こちらのブログにたどりつきました♪

    一番面白いプリキュアマンガを描かれるだけあって、
    内容の考察も感心させられました。
    私は単に朝からウルウルしてしまっただけでしたが(笑)
    マーチの絶望した顔はちょっと怖かったですね(>_<)

    次回予告のれいかおじいさんの後ろの掛け軸に
    「by じい三」って書いてあったのが凄く気になりました・・

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    1. >一番面白いプリキュアマンガを描かれるだけあって、

      ヒイッΣ(゚д`*;)

      一番とは恐れ入ります。
      そんなわけはないですが、そう言って下さる人が居るなら、そのお言葉にはお応えしたいと思いました。

      ・・暫くプリキュアネタを描いてませんでしたが、やはり頑張ってなんか描かなきゃ!
      と、思いました。

      削除
    2. チェスター2012年12月11日 1:45

      はい♪ pixiv で他の作品も見てまして・・
      面白い,上手な方がたくさんいる中で一番だと思いました♪

      特に咲と舞のカップル(!?)は最高です☆

      「ジャアクキング本 総集編」をさっそくとらのあなに注文しちゃいました(^^)
      今から待ち遠しいです♪

      削除
    3. >チェスターさん

      「ジャアクキング本 総集編」、表紙は歴代プリキュア総勢30+α(次作メンバー)人集合になるでしょうね。
      我輩の見たいネタも入っているといいです。


      そういえばスマイルメンバーの各必殺技名は前の作品の技名からとったものが多いですね。

      ハッピーシャワー→フレッシュのエスポワールシャワー(ベリー)
      サニーファイヤー→5GoGoのファイヤーストライク(ルージュ)
      ピースサンダー→ふたプリ(MH)のブラックサンダー(ブラック)、ホワイトサンダー(ホワイト)
      マーチシュート→クリスタルシュート(ドリーム)
      ビューティブリザード→メタルブリザード(ローズ)
      レインボーヒーリング→レインボーローズ~(5全員)+ヒーリングプレア(パイン)
      レインボーバースト→レインボーローズ~(5全員)+ゴールドフォルテバースト(サンシャイン)

      削除
  7. 自分もいわゆる絶望顔と言われているシーンの長回しについては気になっていましたが
    最後の親友たちとの一連の会話を見て「あーこの場面を印象づけるためにあれだけの長回しをやったのか」と至極納得しました。

    時に、なお役のマリーナこと井上麻里奈さんは今回なお以外にも別の役をやっていたそうです。(自分のダメ絶対音感はゆいだと言っています)
    前回のミラクルピースをやった金元さんといい、キャラクターが大事にする物や理想とするものを同じ中の人に演じさせるこういう演出は嫌いじゃないです。(あかね回での田野さんはあかね以外に演じていなかったようですが)

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