2014年5月4日日曜日

コミティアは人間修行の場にもなっています

前回コミティアではスケブを依頼してくださる方が多く、

イベント開始前から終了後までもずっと
接客以外の時間はスケッチブックに向かっていました。


スケブを依頼されると言うことは、ポスターに描かれている絵を気に入ってくれた
と言うことの証であるし、

2次創作のように原作のキャラクター人気の力ではなく
作者の力量を評価してくれたことの証ですので、

かなりしんどい思いをしつつも
約10件、全て断らずに引き受けました。

※  ※  ※

しかし、中には



バッグに多くのスケッチブックを持ち、いろんな人のところを
回って配り「なんとなく」スケブを集めている方や

「金渡すから色紙をあなたが自分で買って自宅で描いてこの住所に送って」
という、ちょっと面食らうような人も居たりして


一枚ずつ一生懸命描きつつも、やはり疲労が重なるごとに心には
わだかまりが生じることもありました。


「評価されることがなければスケブなんざそもそも頼まれないのだ。
依頼は多いほどうれしいではないか」

とは思いますが、純粋にそう思い切れないところに
自分の人間の未熟さとか器の小ささを感じたりしました。


そして、その器の小ささに気づいた私はそのあと直ぐに
それを後悔する出来事に出会ったのです。

※  ※  ※

少なめに持っていった商品は完売し、
全てのスケブも書き上げて、さて帰り支度をしようかと思った間際、
新たに一人スケブを頼んでくる人が居ました。

その瞬間、私は疲労感と腐れた気持ちから返事をするときの
「はい?」の声につい、「もうやだなぁ」とか、
「買ってくれない(売るものがない)のに描かなきゃいけないの?」
という感情をもらしてしまいました。

相手がそれに気づいたかどうかは見て取れませんでしたが、
私は自分の声に「あっ!」と思いました。


しかし話を聞けばそのお客さん、毎回常連でななスマを買ってくださっているとのこと。
そして今回は来るのが遅れて買いそびれた、と言うことでした。


キャラクターの名前も覚えてくれないお客さんのほうが多い現時点で
キャラクターの名前を指定してスケブを依頼してくれる人は
作者にとっては格別うれしいことです。

私は一瞬の無礼を取り繕うべく懸命に明るく振舞いました。


描きあがったスケブを受け取ったお客さんは喜んで帰ってくれました。


それを見てホッとしましたが、
あやうく大事な上客に無礼を働くところだった焦りは
今日までもずっと心に残っています。

やはり謙虚さというものは片時も忘れちゃいけないんでしょうね。


かといって、今から急にやなせたかしさんのようにはなれるものでもないと思うので、
年を取るごとにこれからもちょっとずつ丸くなっていこうと思います。

゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜


というわけで!

明日5月5日コミティアでもスケブは無限にお受けいたします!

皆様のお越しをお待ちしております。(゚ω゚)

4 件のコメント:

  1. まずは明日のコミティア頑張って下さい

    スケブの件は難しいですが、忙しかったり疲れていたりすれば心にも色々ありますよね
    空気を読み損ねたお客と予想以上の負担を感じた作者が居たということでしょう
    優しい人も居ますし、ここやその場で愚痴をこぼすのも案外悪くは無いかもしれませんよ?

    受付時間や条件など、大人の対応的にルールを提示しておくのが正解かもしれません
    未来への宣伝と思って無理してでもガツガツ依頼を受けるのも漫画家さんらしいでしょう
    そういう場で迅速に描くやり方を編み出す、というのも前向きですね

    折角直接読者と対話出来る機会ですし、良い交流をしたいものですよね
    楽しい充実感があって、ていおさんらしい活動となることを祈っています

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    1. 本当に物理的に無理になる事があったら、条件を付けさせてもらおうと思っていますが、

      今は地道に一人ずつのお客様との信頼を作らなくてはいけないと言う自覚があるので
      多少の無理はしてでも、無礼を受けたとしてもスケブは描くべきと思っています。

      お客様もこちらも、ともに「ありがとうございます」と言い合えるのが
      即売会の素敵なところで、とても好きなところですしね。

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  2. かあつかつろー2014年5月6日 20:33

     スケブはサークルの本を買ってくれてついでに頼まれると
    とてもお断りなど出来ませんが、私の経験ではそういう人は稀です。
    「アンタが色紙買って~」レベルには、まだ出会った事がありませんが
    大抵の人は描き手に礼などつくさず、「頼めば描くの当たり前だろ?」って感じの
    人としてそれどーなの?ってのが多いです。

     私は1日に10人から頼まれるとかそこまでの者ではありません。
    イベントに出ても1日に1-2人頼まれるかどうか、という位です。
    なので多少問題がある人でも…他人がいる場で描く経験になるだろう、というのと
    多少失礼な人でも手間暇かけて描いた絵を見せれば
    子供のような笑顔を見せてくれるのでまぁいいかなぁ、と思って引き受けています。

     私にはていおさんレベルの悩みになると、話を聞く(文章を読む)ぐらいしか出来ませんが
    困った人が多いのは事実ですので、無理だと思ったら断る勇気も必要だと思います。
    それとストレスがたまってるときはマジで注意です。
    ついうっかり。私も仕事で経験あります。

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    1. 昨日は販売にかかりっきりでスケブは完売してから一気に仕上げ、
      と言うことになりました。

      10名様以降は数えるのをやめましたが、殆どの方が多忙を気遣ってくださる方だったので
      こちらも精一杯誠意を持って対応させていただきました。

      一人だけ、「この人は失礼な人だな・・」と感じる人はいましたが、
      一応、最低限の誠実さは守れたと思います。


      しかし、「描くのが当たり前だろ?」という態度を見せる方がもしいらした場合は、
      まだお断りをせず真面目に描き上げる自信はありませんね・・・・
      幸い、そういう人にはまだであったことがありませんが。

      基本的に褒められることのほうが多かったので、ストレスがたまると言うことは
      ありませんでした。

      スケブを断れないのは、「おだてられるとすぐ調子に乗る」性格もあると思いました。

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