2014年12月7日日曜日

第43話「ぶつけあう想い!ラブリーとミラージュ!」

脚本=成田良美 演出・絵コンテ=畑野森生
作画監督=稲上 晃 美術=佐藤千恵

※  ※  ※


おあっちいあっちい!(*´ω`*)

聖闘士星矢でもここまでのモンは見かけなかったようなバッチバチの超人バトル。

聖闘士星矢Ωの監督さんはこういうのがお好きなのか、
それともそれゆえに今回の演出を託されたのか。


そして今回は作者の意図がようやくいくつか判明しましたね。

まずめぐみが「愛を語る割には自身の経験や感情の描写が無くて言葉が軽く感じる」
事の原因になっていたのは

▲この場面でこのセリフを言うためだった

んですね。
恐らく作者の皆さんははじめにこのシーンを思いついたのでしょう。

「ミラージュは愛ゆえに闇におちた。それを引き戻せるのは
同じ男を愛し、その男の行動を陰で見てきためぐみが相応しい」

「めぐみが本心を明かすのは、
このタイミングが一番ドラマチック」

というプロットに基づいて、これまでの物語を組み立てたのでしょう。

しかしそこにこだわるがゆえにこれまでのめぐみの言動に
制約が出てしまい、もしかしたら各回の脚本家もお話を膨らませることが
できなかったの・・かも、しれないと思いました。


そして、

「ブルーを好きになることが出来て幸せだった」

▲このセリフにつなげるために描いてきたものが恐らく


▲これらだったんでしょうね。

▲このシーンが必要以上にキラッキラしてたのは、今にして思えば
「めぐみの心理描写を重ねたもの」「恋のトキメキ補正」を
描き込んだためだったんですね。


ブルーの天然風計算ジゴロっぷりは言わば
「ボス戦で使うから、ミラージュと同じ体験をめぐみにもさせるのだ・・・ブルーよ・・」という
神(作者)の声に従ったものだったんですね。

一方で、ブルーはミラージュ一筋でないと本当に世界は終わってしまうので
めぐみには「恋愛風」の事しか体験させることも出来なかった。


それが、「なんかめぐみだけいつも描写が中途半端だなぁ」と
感じてしまう原因の一つになったんじゃないかな。と思いました。


゚・*:.:♪*・それはそれとして!゜゚・♯*:.。. :*・゜


不満はあれど、作者の意図が分かったあとは素直に見られました。

▲止め絵で見るとエグいボス戦。

▲監督!この子プリキュアやでー!光牙やないでー!

▲これでもかとつづくキツそうな攻撃。

▲それでもけっこうピンピンしてるめぐみのタフさ。

今やっているのは殴り合いじゃない。「意地の張り合い」なのだ。
だからめぐみは折れるわけには行かない。

敵の攻撃がエグいほどにめぐみの意志の強さが見えるというわけです。


・・・・少年漫画の語り口ですね。まるっきり。

▲力ずくで押さえ込んでお説教タイム!



▲頭も使う。

いいですねぇこの熱血先生がお説教するかのような
「アツい感情」を絵で見せるアイディア。

▲そういってからの 
▲イノセント。
「まごころでいうてんねやで!」っていう意思の絵解き。

▲この説得はめぐみが自分の想いを託しているようにも感じますね。

「ブルーと愛し合えるのはミラージュだけ。だから意地を張らずに戻って来い!」
という、真心の中にちょっとだけ寂しさも感じるシーンです。


・・しかし
これで説得完了かと思ったら。

▲まだやるのか!

ここまでやったら扱いはラスボス級ですよ!

▲この涙がいいですね。

▲絵がすごい。プリキュアって事を忘れますね。

▲もうここまで来ると燃やしているものは「意地」のようなきがします。
消えかかった松明をガスバーナーでムリヤリ焚きつけているような。


めぐみは「この強さが愛の強さの証」と解釈したようですが。

すなわち、
「ミラージュは愛ゆえに怒り、悲しみ、それを力にした。
だからその力が強ければ強いほどその愛の強さを証明することになってしまう」

という理屈。なるほどね・・

▲トドメを食らうかと思ったらまだ食い下がる。

このボスの強さと主人公のしつこさが
「熱さ」を感じる原因ですね!

その点をよーく心得て作ってらっしゃるのがわかります。

▲ミラージュのしつこさも大概でしたが
めぐみもしつこい!


▲ここだけは、「経験も無いめぐみが言っても説得力無いなぁ。
何を根拠にそんなことを言うのか」
なんて思っちゃいました。

熱さを心地よく楽しんでいましたが、頭の中は結構冷静だったようです。

゚・*:.:♪*・゜゚熱源探し・♯*:.。. :*・゜

今回「あっちい!」と感じた原因は
色んなところにあったと思いますが、
気づいた限りで並べておこうと思います。

▲表情

可愛さを保ちつつ、感情が伝わるようないい表情ばかりでした。

▲この役者さんの声!

いまどきの女児向けアニメではなかなか聞けないような
絶叫がいくつかありましたね!

もはや日本語表記が出来ないようなものもあったりして。

愛の喜び悲しみ、怒り、全てを混ぜ込んだような
「アツい」絶叫でした。(*´ω`*)

▲愛のおしくらまんじゅう。

オリジナルのバンク。枚数も非常に多い。
なんだか特別贅沢なものを見たような気がします。

▲これまで象徴的に描いてきたミラージュの涙ペイント。

「幸せの涙で、不幸の涙を洗い流す。」
オサレで素敵なカットですよね。(´ω`*)

゚・*:.:♪*・演出゜゚・♯*:.。. :*・゜

バトルの派手さやキレのあるアニメーション、
作者の皆さんの感情が燃え上がるかのような
画面作りはもはや私には「すげえ」としか言えませんが

それとはべつに気になったのがこの舞台を用意したアイディアです。

▲立てるくらいに水を張った舞台。

 演出家が乾いた床ではなくわざわざ水を敷いた理由はなんだろう。

▲バシャバシャ跳ねる水しぶきのダイナミクスだろうか。
ミラージュの「嘆き」を絵解きしたものだろうか。

「船で移動する」「波に揺れながらめぐみを見下ろす」事で
「会話」のみのシーンに動きをつけるためだったのか・・・

いずれにせよ、乾いた床で淡々とバトルと会話をするよりも
不思議な雰囲気があって綺麗だったし「面白かった」ですね。

画面の彩度を落とすだけで雰囲気出したつもりになるのよりもよほど・・・

・・おっと。やめておきます。


゚・*:.:♪*・画像でコメント゜゚・♯*:.。. :*・゜

▲ええぞー!ヒューヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
いうたれー!100%正論やでー!

▲ええぞー!ざまあみさらせーヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

・・・そろそろゆるしたってもええんちゃうか。

ようやくそう思えてきましたよ。(*´ω`*)

この後ブルーに変わって痛い目にあうのが
めぐみってのもなんだか気の毒だし
釈然としない部分もありますが。

・・まあ、仕方ないよね。ブルーの物語じゃないから・・

▲おお、めぐみもまたブルーを見ていたのね。

同じ人を好きになった者からの
説得は結構効くでしょうね。

・・・プリキュアが25話くらいの物語だったら、
もしかしたらめぐみが中途半端に感じるような
構成にはならなかったのかもしれないね。

▲まさに燃えカスって感じね。
今こそトドメを!って雰囲気が良く出てます。

▲ああっ!なんてことだ!
ゆうゆうはやっぱりどっちもイケるのか!!

私はコレを見た瞬間キッスとは思わなかった。

「味見」だと思った。

▲ふう・・ようやく面目躍如。よかったよかった。

▲こういうときには「言葉が効く」。

▲さてこっちですよ。

・・と思ったけど、残りの話数と次回予告を見たら
もう分かりますよね。

いい感じにオチをつけてくれそうです。


゚・*:.:♪*・次回゜゚・♯*:.。. :*・゜

▲おお、せかいにへいわが!

▲一度ハッピーエンドを見せるですか。

ドラクエ3思い出しますね。


▲残り5話はめぐみの物語か。

めぐみをミラージュのような立場に立たせる、
という試練を与えて、めぐみがまだ知らない「愛」を描くのか。

▲そしてそのときに鍵になるのが
今まで煮え切らない態度をキープしたまま
存在感を薄めてきていたコイツ!

誠司がめぐみに「愛される幸せ」を教えるのか?
「憧れではない、本当の愛」を知らせることになるのか?

※  ※  ※

となると恐らく評判の大層悪い

▲このシーンを用意したのは

作者が誠司に「自分の気持ちに気づかせる決定的事件」
を与えるためだったに違いありません!


そう思うとなんだか誠司がほほえましくなってきました。

是非、これから訪れるめぐみのピンチに、
ビシッと男を見せて欲しいですね。


▲ブルーは「地球の神」ということでしたが、
じゃあこの赤いハンサムはなんなんでしょうね。

兄弟?(゚ω゚)

犯人の動機が気になりますね。

8 件のコメント:

  1. とりあえず、中盤辺りからこうだったいいなぁと期待していた通りのオチが着いてくれたのが一番の満足でありました。流石に良い子のアニメのヒロインがブルーとっちゃったら駄目ですから。
    そして管理人様のおっしゃるとおり、めぐみの、仲間の発言よりブルーの言葉ばかりを優先する態度にちょっと釈然としなかった部分も今回でもってだいぶすっきりした気がします。
    残り5話ほどで何が描かれるのか楽しみですが・・・くれぐれも『つり橋効果』でめぐみに誠司を気にかけるようにもっていくことだけは作品の自己矛盾なのでしないことを願いたいです。

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  2. ミラージュ「こんなに苦しいなら愛などいらぬ」
    ラブリー「おまえはまさしく恋敵(トモ)だった」

    涙の海から怒りの炎まで、ミラージュの壮絶な心を描いた回でした
    この回のみ見ればとても熱く、それぞれの主張もバトルもプリキュアらしくよくまとまっていました
    本当に残念なのが、ここに至るまでの布石不足ですね
    たぶんていおさんがおっしゃるように、ここでのインパクトのために、
    めぐみの気持ちの表現を抑え過ぎたのでしょうね

    私は子供番組なので逆にめぐみの気持ちをもっと描写しておくべきだったかなと思いました
    ブルーも、もっと必死さを描くのはもちろん、めぐみを見る度ミラージュを思い出して悲しそうにするとか
    めぐみを「ミラージュ」と呼んでしまったり、なんてのを入れて行けば失恋の流れも自然でした
    思いついたラストシーンを大事にする気持ちも分かりますが、お子様はわりと予定調和な流れで良いようです

    あと、結局最後までブルーはおいしいとこだけ持って行きましたねぇ
    せめてもっと説得くらいして欲しかった・・・

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  3. 中々のクオリティでしたね。どうやらハピネスはクオリティ維持よりここ一番に力を注ぐタイプなようですので、次はミラーとの決戦までお預けですかな?内容も熱くて次回で最終回でもおかしくない勢いもあって面白いものです。ミラージュの激しさやラブリーのやられ具合なぞはハト以来と感じました。やはり幹部クラス相手にはこれぐらいやってこそがプリキュアだなぁと。

    しかしまぁ色々と主張や意図など分かってはいますが、感情的な面で言いますとやはり神様とめぐみには「駄目男を正当化して庇うおめでたい頭した女」な感じを拭いきれずにいますね。結局神様は最初に「やめるんだ!」と言った直後に簀巻きにされて元カノと今カノ候補との修羅場を傍観し続けた挙句に全部プリキュア達が終わらせて〆だけしゃしゃり出てきた流れは、観ていて「お前が元凶なんだからもうちょいガッツみせろ」と思いました。ていおさんの仰るとおりブルーの物語ではないから前へ前へと出れないと分かってますが、神様と名乗るのがおこがましいレベルに無能ですねこの人。遠まわしにプリキュア利用してる事を肯定してるかのような。

    というか今回はどうにかなっただけで根本的な解決にはなってないんですよね。めぐみや神様が博愛と無節操の線引き出来ない限りいつでも起こりうる事態なわけで、愛を口にすればいいというもんじゃない事を学んで成長して欲しい。ラブリーのミラージュへの言葉もゴリ押しに感じてしまいました個人的には。

    そこまで踏み込むか怪しいわけですが、誠司との関係やミラーに対してどう主張するのかでこの勢いや流れに水差すような事が起こらないといいですね。

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  4. 攻撃を受けたのに無傷のラブリー、一方自身の炎でボロボロのミラージュという対照的な絵は、あまり面白いものではありません。

    >愛を語る割には自身の経験や感情の描写が無くて言葉が軽く感じる
    ハロウィン回でめぐみとブルーをしっかりと描いていれば、少しは良い感じになったことでしょう。
    想像で補ってくださいというのでは分かりにくい場面ですし。

    >経験も無いめぐみが言っても説得力無いなぁ。
    「私は身を引きますから、あなたは振り上げた拳を降ろしてください」と視聴者ではなくミラージュに言っているだけなので、根拠は不要です。

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  5. ラブリーが今まで影が薄いのがウソみたいに主人公してましたね。
    周りの空間を浄化する技とか「何の力?」と叫びそうなほど派手で良かったです。
    でも破壊した建物は直らないのかな? ひめも壊してたからいいのか・・・

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    1. と思ったけど城は無傷なのか。
      最後のシーンが焼野原だったから町ごと吹き飛ばしたのかと思ってしまいました。

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  6. お話も、画面も、声優さんの演技も、これでもかというくらい熱かったですね。
    闇に堕ちたミラージュを救うという話に見合った熱量だったと思います。

    ただ熱いだけでなく、鏡の間では、鏡を使った演出も
    戦闘に変化をつけたり、心の動きなどを上手く魅せていたりしたと感じましたし
    イノセントピュリフィケーション(長い)も、特別な演出を入れたことで
    「ああ、これだけやられちゃったら落ちるよね」と
    今回は心を観せるための演出が、その熱さをより伝えてくれたと思います。

    熱かっただけに、シーンの描写もやや過激になり
    ディープミラーによって再び正気を無くしたミラージュが少し怖かったようで
    娘は少しの間(泣きはしませんでしたが)ふざけ気味に顔を背けていました。

    まあ、私個人の考えとしては、多少の怖いシーンがあったところで
    「そのシーンを見る、見ない」「今後プリキュアを見る、見ない」
    については全て本人が判断することなので
    そういうものから一切遠ざけられた作りをするよりは良いと思っています。

    ラスボス前がこんなに熱いと、ラスボスでそれ以上盛り上げられるか少し心配(笑)
    「最後が蛇足だった」と言われないよう、最後も盛り上がる話を期待します。
    そのためには、ハッピーエンドから一転、最悪の状況を演出する必要があるのでしょうが
    解決に向けての種が蒔かれていないのに、唐突に始まって終わるような展開だけは
    やって欲しくないなぁ・・・と願っております。

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  7. ディープミラーの今後の動きが気になりますね。そして、その動機も。
    世界中を戦いに巻き込んだ真のラスボスの狙いとは一体何なんでしょう?
    そしてそれにどう立ち向かうか。一気にクライマックスが楽しみになってきました。
    やっと、「うわぁ次どうなるんだろう?!」って思える段階になりました。
    できれば映画公開より前にそんな気持ちになりたかったのですが、
    ここから先はもう一気に突き進んで欲しいとしか言えません。

    ミラージュが抗うほど見た目が痛々しくなっていく、とか、
    鏡の中のミラージュが捕らわれてる、という表現はよかったと思いますよ。
    絵面的には強烈でしたけどね。

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