2015年1月29日木曜日

【小本シェフ?】あやしい洋菓子店【誰?】

※【後日追記】最近検索でこの記事に当たる方が増えているようです。
小本氏のインチキギリギリの商売方法はカモの乱獲に成功しているのか、
活動がいよいよ活発化しているのかもしれませんね。
ご注意ください。買う前にここにたどり着いた人は冷静な人ですね。
買っちゃってから来た人は・・・私の仲間ですヽ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ノ

※【追記2】
似たような商法が増加の兆しを見せています。
くれぐれも注意しましょう。
http://teioblog.blogspot.jp/2015/04/blog-post_9.html

゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

家主のおっちゃんが、私が元洋菓子職人ということに因んでか
こんなチラシを見せてきました。

「郵便局でお安いケーキを売るらしいよ」

とのこと。

私は意味が分かりませんでした。


本日昼3時から5時までの時間限定で販売・
北海道の行列が出来るケーキ屋さん

「最大50%OFF!」

といううたい文句。

「まあ・・郵便局が売るならヘンなモノじゃないんだろう」と私は思いました。


歩いて2分の場所にある郵便局なので、
冷やかしついでに行ってみることにしました。


その道に戻ることは無いとはいえ、洋菓子は大好きですし。
美味しいお菓子なら是非いただきたい。そんな考えでした。


郵便局前に行くと本当に何かやっている。



結構人が居る。初老の方が多いように見受けられる。

(今にして考えれば、インターネットで情報集めなさそうな人ばかり。
・・もっとも、これより若い人たちはふつうに働いてる時間だけど・・・)



しかし良く見てみるとどうやら郵便局は場所を貸しているだけで
商品に関わっているわけではないようです。


私はちょっと警戒しだしました。



※  ※  ※

商品は4号サイズというちんまいモノばかりですが、
一個1000円ならまあ、品質によってはお買い得だろうな。

というものでした。



(漫画家になりたかったくせに)洋菓子専門学校でまじめに勉強をしていた私は、

商品に使用されている材料を見ればそれが「高級品」か「駄菓子」かが
すぐに分かります。(大した知識ではないので自慢にもなりませんが。)


列に並んでいる間に、気になる商品のそれを見てみました。


すると・・・・・


たとえばベルギーチョコレートケーキ。

「生クリーム」を「たっぷり」使ったなら、
原材料表示の一番初めに「クリーム」という表記が無ければなりませんが、

・・・ありません。

あったのは「乳等を主原料とした食品」。
つまり「植物性油脂と加工乳を使用したホイップクリーム」です。


「クリーム」という表示は、牛の乳「だけ」を原材料にしたものに「しか」
使ってはならない決まりがあります。

タカナシHP
http://www.fresh-cream.jp/science/kinds.shtml



ということでまず、

「生クリームをたっぷり使用した」は、嘘ですね。



店員に「これ生クリーム使ってるの?」と聞くと
一瞬たじろいだ後「ええ、ちょっと、使ってます」とのこたえ。




・・・・・「たっぷり」ちゃうんかい・・・


表示を最後まで確認しなかったので、表示の最後に「クリーム」が
あった・・かもしれませんが、無ければ不当表示ですね。


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

また、「高級チョコレートケーキ」との事でしたが
使用されているチョコレートは「準チョコレート」でした。


ココアバターを使用せず植物性油脂を使用した、簡単に言うと
「形に出来る材料の中でもっともお安いチョコレート」という意味です。




これを発見した瞬間、私は
「これで1000円では高い」と判断しました。


スーパーで良く見かけるパックのケーキでも
もうちょっといい材料を使っています。


゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

そういうわけで、ガッカリしながらもまあ、一つだけ、
安い材料を使ってもハズレにくいヤツを買って来ました。



ラムレーズンケーキ。たぶんスーパーで同等のものが
同等の値段で売っている。


でもバターがカケラも入っていないということは、
スーパー卸のケーキよりお安く作っているようですね。(´・ω・`)



味は「ふつう」でした。

美味しい焼き菓子が食べたいならコンビニ行ったほうがいいです。

安くてたっぷり食べたいなら、スーパーでいつでも買えます。




詐欺じゃあないです。胡散臭いですが。




家に帰ってきてチラシを見直すと、かなり怪しいですね。

この「小本シェフ」。グーグル検索しても
私と同様怪しみながら買ってきた人のブログばっかりヒットします。

「小本シェフ」「誰」

そういう記事にしか当たりません。



そもそも、腕のあるシェフの作ならば
チラシのうたい文句にはあるべき情報がもっと沢山あるはずです。

「店の名前」「修行した店」「メディア露出」
「活動履歴」「出展した場所」「受賞暦」


これらが一切ありません。
もしそれらがあったなら、それこそ当然大々的にチラシに
書いてアピールするはずなのに、

それがみられないということは・・・・・・・・(´∀`*)


良く見るとこの小本氏、
「有名シェフ」とも「実力派」とも書いてませんね。

ただ、何者かは言わないけど「自信作」と、
それっぽい雰囲気で書いてあるだけです。



うーん。チラシ作ったヤツの上手さよ・・・。



とにかくこの小本氏とやらは、
特に実績も店舗も無くて、こうしてゲリラ的戦術で
私のようなカモ・・いわゆる

「安いと言うだけで飛びつく情報弱者」を釣ってさっさとドロンする、


という商売をしている人なんでしょう。
うまいと思います。ケーキはともかく商売は。




元々1000円が適正価格のものを「2000⇒1000円」
としているところと、
殆ど使っても居ない原材料を「たっぷり使った」という嘘をついている以外は


一応ふつうに食べれるケーキを売ってたということでギリギリセーフ
なのかな・・と思います。



皆さんは・・見つけても買いに走ったりしなくていいと思います。



美味しいお菓子が食べたかったらコージーコーナーでも
行って、ケチケチせず品質相応の価格を支払いましょう。

11 件のコメント:

  1. 人は「~限定」「限定~個」という言葉に弱い、と
    以前心理学の本で見たことあります。
    いずれ小本という菓子職人を見たときは注意・警戒しておきますか、少ない小遣いを無駄にしないために・・・そもそもスイーツに興味ないですけど。

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    1. 正にそれですね。まんまとひっかかりました。
      今日限り・2時間だけと区切ったのは上手いですね。

      そのときにしか買えないという特別感を演出しつつ、
      ボロが出る前にチャチャッとずらかる。

      ・・まねしたくない商売の仕方ですが。

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  2. 以前、原材料のプロセスチーズとナチュラルチーズの違いなんかをテレビで見たことがあるのですが、
    生クリームとチョコにも同じように、原材料の書き方の違いで 「原材料と値段が釣り合うか」 が分かるんですね・・・・
    失礼かもしれませんが、ていおさんがお菓子に詳しいのは意外でした。
    もしかしたら、奏さんのカップケーキ屋さんなんかも見ていてちょっと気になったりしたのでしょうか・・・?
    「何使ったらこんな色のケーキになるんだ?」 みたいな・・・

    それにしても商売の上手い人ってすごいですよね。
    これはマネしたくはないですけど・・・
    私はスーパーでアルバイトしてるんですけど、原材料の部分なんてほとんど気にしたことなかったです!
    明日すこし注意して見てみたいと思います。お客さんに何か質問されたときに参考になるかもしれないので・・・・

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    返信
    1. 1年間洋菓子職人(見習い)として現場で働いていました。
      好きだったので専門学校では真面目に勉強し、皆勤賞と成績優秀賞は貰いました。
      (テストが簡単なので、普通に勉強と練習をすればだれでも取れる程度のものですが)

      ※  ※  ※

      食品成分表示のルールでポピュラーなのは、あとは「アイスクリーム」ですね。
      「クリーム」同様、乳脂肪分等が規定値以上含まれて居ないと「アイスクリーム」と表記できません。

      「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」
      という順にチープになっていきます。

      もちろん、乳脂肪のかわりにチョコ等の成分が多いとか、
      ガリガリ君リッチみたいに乳脂肪を使わなくても素材がリッチな場合もありますが。


      「北海道濃厚ミルクアイス」と謳っておきながら「アイスミルク」、「ラクトアイス」と表記されていたりすると
      つい鼻でフンと笑ってしまいます。

      「成分の表記の順番」でも「本物志向」か「子供だまし」かどうかが分かる場合があります。

      あとは、レシピを見るだけで価格帯や味、作業工程まで大体見当がついたりします。

      もちろん、現場を離れて久しい私にはもうその力はありませんが。

      削除
    2. おおお!
      詳しい説明ありがとうございます!!!
      ためになります!!

      食品の世界って、意外とウソがまかり通ってたりするんですね・・・・
      買い物するときには注意しないと・・・・・

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    3. いいえ、基本的に悪党以外は嘘をついていません。罰せられますからね。

      ただ、「法律に触れない、言ってはならない言葉を使わずにそれっぽい事を言う」という事は
      結構色んなトコがやってます。

      健康食品などはその最たるものでしょうね。

      「痩せる」とはいえないけど「スッキリを実感!」「脂肪に効く!」とは言えます。
      小本は今回、そこをちょっとオーバーしたから厳密には処罰の対象だと思います。

      その前にドロンするでしょうけど。

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  3. お菓子の見方も物書きさんらしくて、読んでいて楽しかったです。

    やはり一家言を持っている分野の物に手抜き(ちと厳しい?)があると、「ん?」となるんですね。
    (チラシの表示と実物の差が…ですがw)

    思うに、完璧な商品は作れず、どこかに「客に妥協してもらう」部分が必ず出てきます。
    その多くは見過ごされるものだったり、わざわざ指摘するのは無粋だったりします。

    今回の小本氏の商品は、かなりぎりぎりのものだったのでしょうね。
    私はちょっと食べてみたくなりました。

    ところで…
    「手抜き」ついて、数年前に聞いた話を思い出したので、参考までに
    紹介しておきます(ご存じの内容でしたらスルーしてください)。

    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/604?page=1

    大昔NHK教育テレビでやっていた「ノッポさん」の記事です。
    私も小さい頃に観ていました。

    ※記事について
    プリキュアのスタッフが「手抜き」をしているとは決して言いません。
    色々な要因で、人気が芳しくないときだってあります。
    また、この記事はていおさんのお子様ランチ理論とは必ずしも相容れるものではありません。
    ですが、毎週の感想文と高級チョコレートケーキの記事を読んで「なるほどね」と思う部分があったので紹介させていただき
    ました。

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    1. この商品は「手は抜いてない」んですよね。最も安い材料を使って、決められたとおりの安い仕上げで、
      しっかりと仕事をしています。嘘もついていますが。

      手抜きとどっちが悪いのかは計れませんね。(゚ω゚)

      >この記事はていおさんのお子様ランチ理論とは必ずしも相容れるものではありません。

      いいえ、私はお子様ランチ理論そのものだと思いました。

      昔TVで「初めてお子様ランチを作った百貨店レストランのシェフ」のドキュメンタリーというのがありました。

      そのシェフは、子供の好きなもの、喜ぶものを徹底して研究し、味付けから温度、盛り付け、皿、オマケまで
      徹底的にこだわって作っていました。「子供が食べるものだろう」と揶揄する声に耳を貸さず、
      「子供が喜ぶ為に全力・本気で仕事をした」という印象が忘れられません。

      初代Pの鷲尾さんのインタビュー記事を見たときにそのときの記憶がフラッシュバックしたことで、
      私が「お子様ランチ理論」を提唱するきっかけになったんです。


      この記事から伺えるのっぽさんの仕事の姿勢は、このシェフと全く同じでした。



      ・・・そして、プリキュアの柴田プロデューサーもまた、「夏目と右腕」という番組で同じ事を言っていました。
      http://teioblog.blogspot.jp/2014/05/17.html

      それを実行できていたかはさておき、当人は理屈では、分かっていたようです。

      削除
  4. 「のっぽさんと柴田プロデューサー」

    出演者とプロデューサーを同列に捉えるのは適切ではないですが、
    ちょっとだけ意見を言います。

    NHKは商業ベースで考える制約が小さいので、
    純粋に「プロ」としての矜持がそうさせていたのだと思います。

    まあ、受信料を払っている視聴者への説明、俳優の今後のキャリア
    を考えると、あまり下手は打てないとは思いますが。

    (NHKがプリキュアを作ったらどうなるか、観てみたいところです。
    色々と淡白になりそうですがw
    実際、スプラッシュスターはNHKで放送できる内容じゃないかと思っていました。)


    そう考えると、ハピネスは残念です。

    番組後半の「攻めあぐねている感」が残念でなりませんでした。
    柴田Pは良い考えを持っていたのに、商業ベースでの制約に
    引っかかってしまった…のではないかと思います。

    不満を蒸し返すのも良くないので、このあたりにしておきます。

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    1. 補足

      ちょっと気になって自分の文章を読み返してみたらあいまいな
      表現があったので、公開した以上、今さらですが補足しておきます。

      “出演者とプロデューサーを同列に捉えるのは適切ではないですが”

      というのは、

      「私(ディンゴ)の捉え方は適切ではないかもしれないが」という意味です。

      「ていおさんの(返信)意見は適切ではない」という意味ではありません。
      (読み方によってはそのように取れなくもないので)

      削除
  5. 通りすがり2016年3月7日 1:44

    製造会社を名乗る「北海道スイーツ販売」は便利屋あがりの(株)プラスサービスが立ち上げたケーキの出張販売サービス。八芳園のシェフの経歴を自称する小本が責任者だが、拠点としている雑居ビルに製造拠点はなく、実態不明として食べログなどでも警告が表示されている。運営する(株)プラスサービスの代表者は仙台の百貨店から東京に転勤になったがバイクの事故で解雇となりリサイクルを主とした便利屋の商売を始めた。同様の商売を行っている会社とネットワークを作り営業所としているが、その中には脱法ドラッグのデリバリーで逮捕された業者も含まれる。ポスティング(人海戦術)でチラシを配り、(株)軒先サービスが提供する駐車場などを1~2時間借り上げ、北海道とは縁もゆかりもない食材でケーキを作り出張直売している。味も価格もスーパーで販売されるホールケーキと変わらず、全くの詐欺。製造は長野の佐久市にある玉屋。製造者として八芳園のシェフだった小本をケーキ直売のチラシに掲載するがチラシには一切経歴は掲載されず、八芳園云々も確認はとれない。小本がネットで怪しいと有名になってからは、場所によっては「田中シェフ」をチラシに登場させている。埼玉県内では(株)YSO(八潮)が「シンデレラエクスプレス」名義で代理店を務めるが、代表者の横内は2015年に脱法ドラッグの販売で逮捕されている。逮捕当時は川口市の倉庫や神栖市のラーメン屋に保管したドラッグを八潮に借りたマンションで販売していた。関東圏内は車でデリバリーも行い、売り上げは十数億円、顧客は1,000人、脱法ドラッグ国内流通シェアは50%を超えていた。健康被害が発生するのも時間の問題と思われる。

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※意見交換の際にややこしくなるので、匿名での投稿はご遠慮ください。
なんでもいいからHNを名乗って頂けます様お願いします。

匿名でのコメントは削除致します。

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