2015年12月6日日曜日

Go!プリンセスプリキュア 第43話「一番星のきらら!夢きらめくステージへ!」感想≪352≫

脚本=田中 仁
演出=岩井隆央
絵コンテ=黒田成美
作画監督=為我井克美
美術=斉藤 優
ぐぅ
(ぐぅの音)


「ぐぅの音も出ない」なんて言葉を聞くけど、本当に参ったと思ったときには
「ぐぅ」という声がでるじゃないか・・・



視聴後に考えたのはそんなことでした。


それともう一つ。

わ・・わしゃなにをやっとるんじゃ・・・他人様の作品に
スゲースゲー言ってる場合じゃない気がしてきたお

「気づくの遅いわ」

「せいぜい見習っとけや」

・・てな事も考えました。

脚本、演出、作画。どれもとびきりでしたね!
教材(良い見本)としても研究のしがいがあります。


が、それは後に置いといて。
まずは


゚・*:.:♪*・きらら編の最終回!゜゚・♯*:.。. :*・゜

でました!!名乗り!



最後に持ってきたんですね。



今回の演出はオシャレなのに分りやすい。
そんな印象でしたね。



※  ただの「言葉」では変えられない  ※


今回の物語は、きららの心を変えることでした。


だけど、きららの頑なな心はたとえどんな「言葉」でも
変えることは出来なさそう・・




そこではるかがひらめいたのが


「みんなの夢のファッションショー」


※  きららの心を変えたのは「みんなの想い」  ※

「きららには夢を追ってほしい」

「憧れ、夢を持たせてくれた人に、ステージから離れないでほしい」

このステージは、そんな
「みんなのきららへの想い」を
絵解きしたものでした。


気持ちを、言葉ではなく行動で見せるもの。



それが、きららの「初心」を思い出させた。



そして、それらを見せたら最後の仕上げに


▲言葉の力。



不思議ですね。


行動こそが心を打つ。
それを見せた後でこそ、言葉もその真価を発揮する。


仮に、

このシーンのすぐ後に

このセリフだけをきららにぶつけても
きららは余計意固地になっただけだったでしょう。


この行動が、きららの心を変えたのです。



※  ※  ※

このブログでは何度となく語ってきた理屈ですが、
今回は改めてそれを実感しました。


ほんとうに、不思議なものですよね。




※  分りやすくするテクニック  ※

前後編ということで


前回の回想と明るく振舞うきらら、
その様子を曇った表情で見守る皆。

というシーンで物語は始まりました。

きららと皆の表情の対比という絵が
「物語が始まる予感」を演出しています。


▲見守る皆の気持ちはセリフにはしない。
ただ表情をもって視聴者に

「何を考えているんだろう」

「きららを心配しているんだな」

と、考えさせる時間を作っています。



セリフを使うのはその後。

それぞれの態度の理由が語られ、

起承転結の「起」がハッキリ描かれました。



絵とセリフの正しい使い方。
お手本としたいです。



゚・*:.:♪*・オシャレ!!゜゚・♯*:.。. :*・゜


今回はセリフも、それを見せる絵も印象的でオシャレでしたよね!!


≪スポットライトへ飛び込め!≫



これが、きららが最も輝く瞬間。

1年間のきららの物語を象徴するセリフとカット。



このシーンへきららを導くために
作者とはるかが作った企画は


「夢」がテーマのファッションショー。


それぞれの夢を紹介していって・・・



きららを引っ張り出す!

皆に引っ張られて、やっぱりこの夢から離れるなんて出来ない!

ときららに思わせる!




そこで最高のキラーパス!!



「さて、あなたの夢は?」





決まったー!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ




布陣から組み立て、パス回し、そしてシュート。
全てがカンペキにハマッったって感じ。




作者もはるかたちも、

きららの「乗せ方」を十分心得て作戦を考えたって
感じがします!



この舞台を思いついた人も、
それをしっかり盛り上げて
このセリフを最高のかたちで絵にした人も

すばらしいセンスですよね!!!


その後のプリキュアパートでもノリノリ。

「プリキュアも夢もあきらめないよ!」


というきららの勢いが感じられました。


敵の存在が物語に関わってないとか、
登場が若干取って付けた雰囲気だったとか
思わないこともありませんでしたが

それを不満に思う事は無かったです。


今回これだけ強くキャラクターの主張が見られたら、
そんなことはどうでも良くなっちゃいました。


だって、物語において最も大事なのは原則論ではないのですから。



最高の最終回だった!






゚・*:.:♪*・゜゚迷走、急変更が無かった事を証明する出来事・♯*:.。. :*・゜


「きらびやか星が踊れば夜空はキララ上がるハードル
スポットライトへ飛び込め」



これは、作者から
「きららとはこういう子です。こういうテーマを持っています。」という説明を受けて
作詞家が紡いだ言葉です。



この歌詞を発注した時期がいつかは分りませんが、
作詞、作曲、収録、映像編集というプロセスを考えると
相当前の事になるはず。

にもかかわらず作品の内容と歌詞の内容がピタリと合う、という事は
キャラクター設計が確固としていて、途中で揺らぐ事もなかった。

という事を証明する事になります。



ここまで一度も「迷走してるな」「なにを描きたいのか分らないな」と
感じることが無かった安定感はそういうことだったんですね。







゚・*:.:♪*・゜゚演出の細かいところ・♯*:.。. :*・゜

本筋がしっかりしていましたが、
細かいところにも見所が沢山ありましたよね!

語らずにいては勿体無いです。

まずコレ。

これは前回の


▲コレとの対比ですよね。

モデルから離れると決めたきららはファンの声援にも
応えない。応えられない。

そういうきららの心境の変化を見せるものです。




どういうことでしょう。

脚本家、演出家がそれぞれ違うのにここまで
内容をそろえているというのは。

「一緒に仕事をしていなければ」こんな
キメの細かい演出は出来ないはず。





・・・どうもこうもなく、そういう仕事の仕方を
なさったということなのでしょう。



この丁寧な仕事ぶり、頭が下がりますね。


「どうしたら」
何気ないけど、大事なカットです。

これが無いと、この先はるかたちが何をしたいのか
視聴者に伝わりません。


脇役の使い方も!

演劇部をはじめとした「その回限り」と思われた
脇役の皆さんがまたこうして存在感を発揮している。

らんこちゃんも。

背中を見せているというのがなんともじゃあないですか。


きららのために。

・・・いや、自分のための方がウェイトが大きいかもしれないけど。(゚ω゚)

背後には根性ドーナツ君が。


「あっ」って思う。
露骨でなくさりげないのがいいんですよね。





▲藍原君とチアガール。

すっかり脇役の名前まで覚えちゃってるわー



ん~~脇役に文字通りスポットを当てている。

愛犬家だとおもったけどそれは職業じゃなかった(゚ω゚)


でた。

この子は出なくちゃおかしいレベル。



しっかり「ヨゴレ&ギャグ担当」として
描いている。


黒田成美さんの演出回数は多くないと記憶していますが
それでもこんな脇役の見せ方までしっかりしているんですね。


・・・衝撃的だったもんねぇ



か・・かわいいのにね。(´・ω・`)

でもこのクセの強さ。いいアイドルになりそう。


「きらら回」に乗じて自己主張をするというのも
この子らしさを感じるポイントですね。


このシーン。

実はとても大事なことを絵解きしています。


▲それはこれ。



「夢を追うきららを応援する。

ピンチのときは、私達が支えるから。」

という3人の意志と、

それを受けて、意気揚々と進むきらら。



今回のプリキュアパートは、
それを見せるためのものになっていました。





こうして振り返ってみると、本当に「お見事」ですよね・・・・





゚・*:.:♪*・゜゚画像でコメント・♯*:.。. :*・゜

ゆいちゃーんヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

為我井さんのゆいちゃん。なんとかわいいのか。

今回も行動や表情できららたちを見守る。
いい仕事をしてましたね・・(´ω`*)


「プリキュアを一番そばで見てきた子。」
はたしてそのさきに何を見つけ、そして描くのでしょうね。



(まだゆいちゃん回は終わってない・・・!
まだなにかあるはず!(`・ω・´))



ちょっとヤケっぽくなりつつも筋は通している。

こういう徹底したプロ根性もまたきらららしくてよかったですね。




そしてかりんちゃん。

きららの物語を〆るためのキーマンとして
非常に重要な役割をしっかり果たしてました。

きららが夢から離れようかというそのときに

きららの姿に夢を見た子が入れ替わるようにステージに立つ

「キラキラのステージに戻ってください。
そこがあなたの立つべき場所です」

そう訴えかける。


彼女が登場したのはこのときのため!



「やっぱり、ステージから離れるなんて出来ないや」


きららにそんなことを思わせる。





「駒」ではなくしっかり「人物」として
描いてくれていたところも嬉しかったです。




このセリフもカットもオシャレですよね(´ω`*)


「気取った感じ」が心地よいです。



※  ※  ※


うーむ(`・ω・´;)

これはこれで絵になる。


・・いや、為我井さんの絵の力のせいか。




ゆいちゃん目が。(ノ∀`)




ゲェーッ!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

でたぞ!絵が変わりやがった!!!


まさかの先週に引き続き・・・




ああ、この流し目!間違いない!






・・・・板岡さんだ・・


まさかの2週連続。






・・・ああ、きらら回だからなぁ。


しかもきららの一番輝く回だ。

歩きの躍動感とか、顔のわずかな揺れとか。

絵も上手いけど、本当に「動きがすごい」原画家さんですよね・・




だって「歩いてるだけ」ですよ!


それだけでこのオーラ。





普通の人の歩きとモデルさんの歩いてる姿が
まるで違って見えるのと全く同じ道理なのでしょうね。



「きらら回の一番大事な見せ場は
この人にやってもらうしかない」という風潮

がきっとあるのでしょう。



そして板岡さんもそれを重々承知しているか、

あるいは「俺にやらせるべき」と思っているか。


お互いそれを知って仕事を振り、またその期待に応える。
その結果が「板岡=きらら担当」という認識に自然となったんじゃないかなと
勝手に想像しています。




このシーンはきららだけでなく、
そんな絵描きさんの「心のノリ」を感じました。





※実際がどうだかなんて知りません。知る由も無いのですから。
私はそう感じたというだけの話です。

ただ少なくとも、脚本を書くとき、ネームを描くとき、絵を描くときの
心のノリが出来上がりに影響することだけは、私も知っていますので
「絵描きさんがノリノリだった」という点だけは間違いないと確信しています。




さあ出ました!みなみさん回!

また前後編なのか?


(ゆいちゃん回には不満が残るものの)
はるか、トワ、きらら、みんなものすごくアツい
主張が見られましたから、みなみさん回も
期待できると信じられます!




・・・・ピンクの虹がかかっていないところを見るに、
はるか回はもう一度あるということでしょうか。


はるかというキャラクターに、
39話を超えるほどの主張をする余地がまだあるのか!?




まさにハードルがあがっておりますが、
この先も楽しみです。

8 件のコメント:

  1. 見事なまとめでした。と同時に、個々の仕上げにもつながるステップになっていますね。
    実のところ夢を追うというときに「何になりたい」と「何をしたい」は微妙に違うと思っています。
    ここでこの二つのブレの大きさからするとトワ<ゆい<きらら<みなみ<はるかではないでしょうか。
    はるかはグランプリンセスになって何をしたいのか。これが最後に見られるのではないかと勝手に想像しております。

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  2. 仲間が演出した舞台で、後輩が夢を思い出させるきっかけを与える。
    プロとしてのけじめも大事だけど、夢はそんなもんじゃあ止められない。
    二足の草鞋が無理なら、一方に集中して順序良く解決するのみってことですか。
    きららの応援ついでにモブさんの夢を総おさらいってのも面白いですね。
    らんこさんはさすがの存在感でしたね。

    メツボーグはボスキャラ級の派手さがあっていいですね。
    敵が大きければプリキュアの戦いも自然と派手になります。
    元になる夢にも依るんでしょうがゼツボーグなんてきらら一人で倒せちゃうし…
    シャットさんじゃもう絶対勝てないんでは?

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  3. 今日は完璧!パーペキ!パーフェクト!と言っても良いのではないかと思います。
    ストーリーの構成が非の打ちどころがありませんね♪♪
    3人のプリキュア、ゆいちゃん、その他脇役がきららを見事に引き立てていたと思います。
    そんな中に、はるはるのズッコケコントもあって、見ていて笑みが浮かびました♪♪
    先週のお話も今日のお話を引き立てるのに申し分ないですね♪♪
    初めて100点満点をつけたいと思います。

    これからが本当に楽しみです♪♪

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  4. 安定感が半端ないですね!! 本当に恐ろしい回でしたww
    見ている間ずっと震えが止まりませんでした。

    特にファッションショーで夢を追う心を取り戻してからの、敵との戦闘!!
    感想文を読んでハッとしました。
    確かに、突き進むきららを仲間たちがサポートする構図になっていますね!!!
    これは上手い!!!

    ………でも1つだけ、どうしても気になることがあるんですが…
    物語が全部終わったらパリに行っちゃうんですよねきららちゃん。
    『オールスターズ』 はどうするんでしょうかね?

    ぷりそく情報ですが、
    どうやら次のオールスターズにはヤバい敵キャラがいてヤバいらしいので、
    全員しっかりそろっていないとマズいんですけどね……

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  5. 幼児紙で若干のネタバレをくらっていましたが、
    そんなの関係ないぜ!とばかりに作者のパワーに圧倒されました。

    ショーからの出撃時にゆいちゃんの表情が曇っていましたが、
    一足先にきららの決断を聞いたからなのですね。
    細かいですが、ゆいちゃんを置いてきぼりにしない配慮が素晴らしい。

    予告を見る限り、次回はみなみxきららのカップリングのようで珍しいのでは?
    今回のエピソードも影響してそうですね。

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  6. きらら「モデルを休業する!」
    社長「若手がいったん休業すれば再起は困難よ?」
    ボアンヌ「私が再起のチャンスをやろう。ただし期限は春までだ!」

    そうきたか…ボアンヌさんが裏から手を回すとかじゃなくって
    ド直球ストレートのビジネスオファー(ただし期限付き)

    ディスダークを倒してモデルへ復帰!そして皆との別れ…
    こりゃ本編最終回は涙なくして観られませんね(泣)

    追伸 ピンクの虹はディスダークの打倒と共にかかるのかも

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  7. 子供はニコニコ、私はボロボロ泣きながら見てしまいました。
    プリキュアのくせに・・・(>_<)!!

    今まで、プリキュアを優先して夢を捨てるってお話(れいかちゃんとか、あとフレッシュのモデルだった子)だけは本当に納得がいかなくて、今回も正直またか、と思ってたんですが、でも今回は、来年3月からフランスに行けることになったので、この手のお話の中で初めて納得のオチ。
    3月ならプリキュア活動も終わってるしね?

    今日のお話は、私本当に自分が子供の頃見たかった。
    てかプリンセスプリキュア子供の頃に見たかった。
    夢ってテーマはとってもいいと思う。
    この番組を子供に見せられてよかったです(*^^*)

    多分長女も来年にはプリキュアを卒業しちゃいそうなので・・・。

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  8. はるか達が関わってきた人々が集まって、自分達の夢を披露することにより
    きららが再び夢に向かって歩き出した今回の話を見て
    ふと、ハピプリのめぐみ誕生日回を思い出しました。

    あの時、パーティーに集まったのが見知らぬその他大勢ではなく
    今までめぐみが助けたりして関わってきた人たちであったら?

    両親やめぐみに助けられた人々の想いを
    ブルーの鏡を介して垣間見ることができたら?

    ブルーの言葉も、めぐみの立ち直りも、説得力が増したのではないか?

    脇役、ゲストキャラの扱い方一つで、こうも違うものなのかと改めて思いました。

    返信削除

※意見交換の際にややこしくなるので、匿名での投稿はご遠慮ください。
なんでもいいからHNを名乗って頂けます様お願いします。

匿名でのコメントは削除致します。

※投稿が反映されるまでには時間がかかることがあります。

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