2017年2月7日火曜日

仮面ライダーアマゾンズ最終話感想

文字数2001
謎の事情ですっかり試聴を忘れていたアマゾンズを
最終話までイッキ見しました。

面白かったです(´∀`*)

※この感想は、通常のアニメ感想よりも理屈っぽさが更に強いです。
難しい言葉は使ってませんが、読むのが難しいかもしれません。

あらかじめご注意ください。


※  ※  ※

フリーター感覚の駆除班がどうしてあそこまで戦えて生き延びれたのか
というところだけは最後までどうしても腑に落ちませんでしたが、

それでも作者が「訴えたいもの」はしっかり描かれていて、
最後まで見る事が出来ました。



゚・*:.:♪*・゜゚(私が感じた)作者の描きたかったもの・♯*:.。. :*・゜


■人も生き物である以上は、何かを犠牲にし、何かを食らう。
それを理想や綺麗事で包んでみないフリをするのは生き物ではない
(駆除班・鷹山)


■理性・思いやり・感情を持ってこその人間だ。
それを捨てて欲望のままに生き、他人の不幸に感情を持てない者は人間ではない。
(悠)


■平和がいい、皆仲良しがいい。だけど理想どおりには行かない現実に迷う
(マモル)



そんな彼らが交わりあい、刻々と変わる状況に応じて助け合ったり反目したり。
そんなかかわりの中で、それぞれが答えを見つけ出す「物語」。



●理想と現実の狭間で迷い続けた悠は、鷹山や駆除班との交流から
生殺の線引きを「自分の気持ち」に引きました。

そこに以前のような迷いは無く、確固たる決意がありました。

鷹山との最後の殺陣の前、悠の表情は影が濃くて
「軟弱なお坊ちゃんが野生に揉まれて生き延びたかのような」若い強さが感じられて
カッコよかったです。

たったの13話でしたが、思い返してみるとここにいたるまで
徐々に変化していく様子が感じられていいですよね。
役者さんと監督さんの「育て方が上手かった」という事だと思います。

すがりつく美月の腕を払ったのは、彼の「選択の証」なのでしょう。



●駆除班のみんなも「金のため」といいながら、やはりそれだけには成りきれなかった。
人との関わりに「人情」が沸き、それを振り切ろうとするも
理想主義者のマモルに繋ぎ止められ、「仲間のために戦う」という人情を見せる。




●自分の尻拭いをするために戦う鷹山。
しかしそれゆえに「無辜の人たちを守る」という理想にもっとも純粋です。

綺麗事・感情に流されて本質に目を向けない事は、最も悲劇を大きくする。

野蛮で無慈悲なように見えますが、もっとも平和に近く、理性的なのは彼です。
そういう意味で、彼もまた「人間らしい」と思うのです。


殺し合いの中に生きる実感・狂喜を感じる獣性と、
「(自分の責任とは言え)人間を守る」と誓い、七羽という帰る場所を求めてしまう人間性。

その狭間でも迷わず、ずっと信念を変えずにここまで来た鷹山は
最後まで悠とは正反対。



初めは「見た目が胡散臭い○流タレントみたいだな・・(特にメッシュが)」と思ってたんですが、
最終話近くの更に影が濃くなったアップの表情はシビれる程にカッコよかったです。

狂喜を感じる叫び声もすごくイイ!
当初とは全く印象が変わりました。シブくてカッコイイですよね・・・

゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜


そして勿論、変身ヒーローとしてのビジュアル的な格好良さも
コンセプトが明確で面白かったです。

貪欲に生きる、その力強さと野蛮さを持つ「アマゾン」ならではの格好良さ。
泥臭く、動物のようでありながら、ヒーローとしてもカッコよくなるようなアクション・演出
だったと思います。



▼納得いかないところがひとつだけ。
悠と一緒に引き揚げて行く人たちの中に覚醒したアマゾンが居るのはおかしいですよね。

ついさっき同じ型のアマゾンの首を刎ねてたのに。

覚醒していても人を襲わなければセーフってこと、か・・?
マモルがそうだし?

でも無辜の人間を襲って食べているのだとしたら悠の言動は矛盾と偽善・独善の極致ですよね。
描かれないのでなんとも分からないところですが。

ここだけは消化不良。
うやむやにして「逃げられた」ように感じましたが・・
シーズン2で明かされるのでしょうか?



゚・*:.:♪*・゜゚・♯*:.。. :*・゜

と、大き目の疑問は残りましたが、
それを差し引いても面白かったし、カッコよかったです。


本作においても、私が惹きつけられた要素はやはり
「作者が何を描きたかったのか」が感じられた事でした。


他の記事でしつこいほどに書いていますが
「誰が、何と出会って、何を考え、どのように行動し、どんな答えを見つけたか」という過程と結果。

その意志が明確で、迷いやブレが無かった事。

アマゾンがカッコよく見えたのは、彼らが「人間らしかった」から。
「必死に生きる意志」が感じられたから。




人ならざるものであり、獣のような本性を持ちながら、
感情的な悠と理性的な鷹山。

どちらも人間らしく感じる、というのが面白いです。



シンプルな作品ゆえに技術の高さや本質がよく見える、味わい深い作品だったと思います。


見てよかったです。

3 件のコメント:

  1. <フリーター感覚の駆除班
    これは違います。彼らはそれぞれ生きていく為に命懸けでやっているのです。
    だから、フリーターではないです。

    ここからは、私個人の考えですが、プリキュアもアマゾンズみたいな作品を出してほしいと思っています。
    と言うのは、アマゾンズが作られた経緯は今の仮面ライダーがていおさんの言う「すじがき」になっていて、それを変えようとしたからなんですよ。(原因は某財団Bです)
    プリキュアも玩具に縛られている部分が結構あるので、アマゾンズのように自由に描きたいものを描ける場が必要だと思うんです。現にウルトラマンもアマゾンプライムにて、作品を出してますし。

    もっとも、描きたいものを持っている人が東アニにいるかは分からないですけど

    返信削除
    返信
    1. >これは違います。彼らはそれぞれ生きていく為に命懸けでやっているのです。

      彼らに大金が必要だった描写は最終話にありましたが、
      それでも「お金が目的」だったらほかに手段はあったはずなんです。

      元特殊部隊員や裏の仕事に手を染めていたというような経歴もなく、
      命を張る以外に選択肢が無かったという描写も無い、

      公権力に頼れないという理由だけで募集された私兵・という描写の彼らは
      バイト感覚にしか見えないという意味です。

      >私個人の考えですが、プリキュアもアマゾンズみたいな作品を出してほしいと思っています。

      お気持ちはわからないことも無いです。

      玩具屋のくびきから開放され、創作意欲があるならば
      おジャ魔女どれみナイショ!のような作品は生まれるでしょう。


      しかし商業主義と付き合いながらもプリキュアのスタッフさんたちは
      子供たちを喜ばせるためにまじめに仕事をされていると思います。

      少なくともプリキュアにおいて「筋書きありき」になってしまうかどうかは
      環境よりも技術の問題だというのはGOプリが証明してくれています。

      アラモード第一話や魔法プリ劇場版を見ても、
      私は東映アニメーションの創作力に変わりは無いと信じています。

      削除
    2. 返信が遅れてしまいました。すみません。
      バイト感覚とはそういう意味だったのですね。
      <<東映アニメーションの創造力
      私は2年前のあれで絶望して、1年前、この作品が放送が決まった時に、これなら自由な作品が作れると思い、夏にはもうプリキュアも作れよと思っていました。当時、魔法プリに失望していたので
      ですが、私は姫プリで希望を感じたのに東映アニメーションを信じず、アマゾンプライムにすがっていたのかもしれませんね。

      削除

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