2017年5月23日火曜日

なんでモチーフに「アニマル」を入れたと思う?

プリアラが始まってから今までずっと考えていたことがあるのですが、
▲この乾いたテレサもといシロイルカを見たときにその答えを見つけたので
書いておきます。




「スイーツはともかく、アニマルの方はモチーフとしてもてあまし気味じゃない?」
ということは番組を見ながら常々考えていました。

特にあおいとひまりでそれを顕著に感じます。

ただでさえ5人という大所帯でキャラ描写が薄くなる可能性はあったのに
(番組開始前インタビューで監督自身そこは気をつけようとしてたようですが、
それでも対策しきれて居ないように感じます。ペコリンの存在感にいたっては
危機感さえ感じますし)

それを押して「アニマル」という要素を入れたのは恐らくプロデューサーの
こだわりだろうな、と私は思いました。

▲この写真。

これがもしただのイチゴ大福だったら。と考えてみたらどうでしょう。

たぶん、いちいちコーナー作るほど面白いものには成りませんよね。
お子さん方に「お母さんこれつくりたい!」と言わせられませんし、

高いスキルと手間と道具を要求される「ただのお菓子」では
親御さん方に「これなら作ってあげられそう」と
思わせることも出来ないでしょう。


親子で楽しいお菓子作りの時間をプロデュースするには
「手軽で楽しい」物でなければいけなかったんです。

それを可能にするのが

▲こういうものにヒントを得た

スイーツxアニマルだったんだろうな。

と。

※  ※  ※

しかし言うのは簡単でも、やるのは非常に面倒くさいですよね。

脚本を作る過程でどんなお菓子が出せるかを考えるのでしょうが、
まずそれが物語作りに「考えることを一つ増やす」ことになります。
(枷になるか、便利な手段になるかは脚本家の発想力次第ではありますが。)

そのお菓子も難しいものであってはいけないし、
見た目にも楽しくなくちゃいけないはず。

脚本家にお菓子知識があるとは限りませんから、料理研究家と相談
というひと手間がかかることでしょう。

いや、1分間デコレーションとデザインを統一するには必須の工程のはず。
しかもそういうことなら一度決めたアニマルスイーツを変更やカット
することも難しいでしょう。

【追記】
アニマルスイーツのデザインは全て決まっていて、
何を使用するかまで指定されているとの事です。

ということは、
物語をお菓子に合わせた物に工夫しなければいけない上
その登場も不自然にならないように考えなければいけない・・となると
ただでさえ面倒な条件に更に考えることが増えることになります。

基礎技術は言うに及ばず、柔軟な発想力が身についた人でなければ
とてもこんな仕事はこなせないでしょう。

※  ※  ※

キャラが多くて、パティスリーとプリキュアを両立させなきゃいけなくて
あおいに至ってはそこに「音楽」というお荷物まで乗っかる状況で
そんなクソ面倒くさい条件までつけられるのですから

脚本・演出さんは毎回さぞ大変でしょうね・・・・・


だから私の目には、「特に文句をつける箇所が無い」というだけでも
絶賛に値する見事な仕事に見えるのです。


私や皆さんの評価が賛否極端に振れてしまうのは、
「題材を扱いきれたらそれだけですごいことだから。」
なんじゃないかと思います。

だから今回、ゆかりの心をしっかり描いた上に
「ネコモチーフ」まで扱った演出家さんの技量は
本当にすごいなぁと思うわけです。


そして、そんな演出脚本でもひまり、あおい、ペコリンを生かしきれなかった
ところを見ると、キャラクター設計自体に不足があったんじゃないかなとも思います。

5人と妖精がかかわりあえるような具体的イメージ・アイディアを設計段階では
準備しなかったのではないかなと。
(あるいはイメージしてたけど実際にはその通りにはに行かなかった、とか。)


しかし昨日も書きましたが、恐らくはその点今年の作者さんらは認識していて
修正してくると信じてしています。
そのアイディアがどんなものになるのか、楽しみに期待しています。

11 件のコメント:

  1. なるほど、「作りたい」と思わせるための動物要素というわけですか。
    それならば納得できます。

     今後、本編でさらに生かされることを期待したいと思います。

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    1. もちろん「予想」ですけどね。
      作品から読み取れる作意を考えると、これしかないなーと思うのです。

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  2. ネタに無粋なマジレスだったら申し訳ないんですが……。

    >脚本を作る過程でどんなお菓子が出せるかを考えるのでしょうが、

    アニマルスイーツは2月18日発売済みのキラパティショップ玩具に「全種類」(デザイン違い除く)のデータが内蔵済みでして……。
    何話でどのアニマルスイーツを登場させるかは、発売日とのからみで終盤アイテムまであらかじめメーカー側から決められているか、メインスタッフで相談して最初から大枠を決めてあるんだろうと思われます。
    少なくとも発売中のアニマルスイーツが打ち止めになるまでは、基本的に脚本家が考案するようなことはないんじゃないかと。
    (現状アニメオリジナルといえなくもないのは、7話のペコリン以外の妖精を描いたドーナツと、キラキラルポッド型ビーズメーカーの販促回=8話の全部載せケーキ、今回の苺以外のフルーツ大福)

    >「ネコモチーフ」まで扱った演出家さんの技量は
    >本当にすごいなぁと思うわけです。

    現実の猫に縁のない自分は今回この辺はぴんとこないところなのですが(4話や12話くらいわかりやすくやってくれないと猫をイメージできない)、少なくともバンク技に関しては、「ニャーオ」という明瞭かつキャッチーなかけ声がついている分、技名のみの他の4人より演出しやすそうに思えます。
    (チョココロネの絵面で犬っぽさを演出しろ、氷を連打してライオンらしさを~等とはさすがに要求のレベルが違うんじゃないかと……)
    てっきり「ニャーオ」までバンク映像だと思っていたので、今後の扱いが気になりますが。

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    1. >キラパティショップ玩具に「全種類」(デザイン違い除く)のデータが内蔵済みでして

      そうなんですね。
      となると脚本はそこから使えそうなものを選ぶということでしょうか。

      それだけアニマルスイーツを用意するのもさぞ大変だったでしょうし、

      脚本家は自分で話に都合の良いお菓子を提案することも出来ない、となると
      考えることが増える上、制限がかかる事にもなりかねないですね・・

      そこは物語の方があわせるしかなくなりますが、それでいて物語が不自然にもならないように
      しなきゃいけないわけですから・・・うわぁ・・面倒くさそう・・・((((;゚Д゚)))

      改めて、この脚本演出をやり切れる人たちはすごいと思いますね。

      削除
    2. いわゆる販促ノルマってやつですね。
      過去作にはスマのデコルや、魔のストーン等が当たります。
      今作はより難しい素材だし同情はしますが、先人も通ってきた道なので・・・
      そして厳しいようですが、バトルでのアニマル要素は、一部を除いて扱い切れていませんね。

      プロデューサー&暮田(実写パート化はこの人のアイデアだと推察している)さんの
      チャレンジ精神からできたスイーツ作り・デコレーションというコーナーについては大変評価します。
      親子の会話・関係性に良い影響を与えたと思うので。

      余談ですが、
      変身アイテムになった5種は、いつ・どうやって決めたんですかね?
      先に5つと名前を決めて、社内デザインコンペをしたのか、
      すべてのアニマルスイーツから好きな5つを選んでデザインを出してもらって、
      その中からプリキュアを選んだのか。

      何が言いたいかというと、
      後者なら、白キュアのキュアテレサ(もといキュアダイフク)や
      ハリネズミモチーフのキュアタルト(関西弁?)が生まれていたかもしれないからです。

      イルカゼリーの青キュア(キュアゼラチン?)が採用されなかったのは、
      みなみんとカブりそうだったからですかね?
      某所ではタヌキドラヤキ(はるはる)や根性ドーナツ(もはや動物ですらない)の
      イラストが投稿されたりしてましたが・・・

      削除
  3. 難波のシューベルト2017年5月23日 20:59

    販促ノルマと言えば、キャラソン×5もそうなんでしょうね。

    過去作では、
    ハト:ファッションショー・vsデューン「heart goes on」
    スマ:vsジョーカー「あなたの鏡」
    ドキ:vsレジーナ+α「こころをこめて」
    プリ:フローラ復活「プリンセスの条件」
    など、(そこまでの展開込みで)ここぞいうタイミングで挿入され、
    曲と同時にそのシーンと感動が蘇る思い出深いものばかりです。

    しかし今作は第一話以外ではあまり効果的に使われているようには見えません。
    キツい言い方をすれば、「上から言われたので、とりあえず入れてみた」ような・・・

    監督さんはあまり「音」を重視してないのかな?
    まあ、人によって得意・不得意もあるだろうし、気にしすぎかな?

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  4. 上にもありますが、スイーツとアニマルというモチーフはバンダイサイドの意向だと思われます。

    (ちなみに、バンダイの玩具サイトにはほとんどのアニマルスイーツが「放送当初」より公開されています。)
    http://precure.channel.or.jp/alamode/sweets/

    更に言うなれば、どのアニマルスイーツを出すか、の順番も玩具販売サイドに決められている可能性も高いです。
    例えば、4月15日に発売されたおもちゃ「アニマルスイーツセット1」には
    パンダクッキー(9話4/12日で使用)
    フラミンゴチュロス(13話4/30日放送で使用)が入っている事より、
    おそらく「どのアニマルスイーツ」を「どのタイミングで使用するか」も玩具販売サイドから指定されている(ものもある)と思われます。


    昨年「魔法つかいプリキュア」の三塚SDだったかな?のインタビュー記事で

    三塚SDの所にまほプリのSDの依頼が来た時には、

    魔法を使う、二つの世界がある、変身は熊のぬいぐるみを使う、
    2人で変身、フォームチェンジ4つ、
    妖精が成長して追加プリキュアになる、
    といった所までは決まっていた、という話がありました。

    このレベルまではバンダイサイドで決めて、
    そこからどう肉付けしていくのか、をSDなりスタッフが決めていたのだと思います。

    おそらく今回のキラキラ☆プリキュアアラモードも同様の流れだと思います。


    プリキュアの玩具は春から夏にかけて企画は完成している、という話なので、
    昨年の夏ごろにはバンダイサイドで「スイーツ」と「アニマル」でいくという方針はきまっていたのでしょうね。
    (我々の知らないバンダイの緻密なこども調査により、このモチーフにきまったのでしょう)

    記事中にもあるように、

    ・**話では、このアニマルスイーツをださないといけない
    ・新しい武器がでるので、画面に映さないといけない
    ・5人もメインキャラクターがいる
    ・ゲストキャラも出す。
    ・スイーツを絡めた話を。
    ・戦闘シーンはパンチキックなしで。
    ・敵キャラの描写

    今年のプリキュアはものすごくやる事が多いのですよね。
    これはかなりの技量がないと破たんしちゃいますよね。

    そしてそれらを全て網羅した、先回のキュアマカロン回がいかに凄いのか、が判りますよね。



    ちなみに「キャラソン」も先日公開されたインタビュー記事で、「昨年の秋に収録していた」、との記述がありました。
    http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1495263485

    昨年秋の段階で、
    春にキャラクターソングCD5枚を出す戦略であること(つまりはキャラクターを前面に押し出していくスタイルのプリキュアである琴)
    5人のキャラクターの性格や、どのような扱いになるのかが完全に決まっていた事、などがわかります。

    そう考えると、
    プリキュアってのはかなり緻密な計算と、
    (表には決して出ない)沢山の人の戦略により構成されている事がわかりますね。



    返信削除
    返信
    1. おおっ!(*゚∀゚*)
      さすがの情報量!!ありがとうございます!!
      もう一度記事に修正を入れます。


      ・・・・・・扱うアニマルスイーツも決められていたとは・・・選択の余地は無かったんですね。

      その条件であんなに自然な進行を作っていたとは
      脚本も演出も改めて「すごい!」といわずに居られません。

      削除
  5. 登場するアニマルスイーツの全ラインナップは先に決まっていたとして

    どのタイミングでどのアニマルスイーツを出すという事が
    バンダイサイドから決められてから話を作るのか?

    シリーズ構成が物語の全体構想を決めながらバンダイサイドと連携して
    「物語としてこれとこれとこれがまず出るで、第1弾の販売ラインナップはこれで行こう」
    という形で決められてくるのか?

    生産ラインに乗せるための企画と、構成が各話数のあらすじを立てるのと
    どちらが早く終わらせる必要があるかで、この辺りは変わりそうで
    実際のところ、どっちなのでしょうね?

    各話数の脚本家さんも当然頭を捻りながら、具体的な物語を書くのでしょうが
    まずは、シリーズ構成である田中氏が、ノルマをどんな感じのお話で消化していくかの
    青写真を描く事から始まると思いますので、そういう意味では
    製作チーム全体として難しい仕事をこなしているのだと思いました。


    プリキュアサイドの登場人物が多いことから
    各話数の中でどうしても十分に生かせないキャラクターが居る点については

    今までの扱いを見ていると、私は「二兎追うもの一兎も得ず」の精神で
    製作時間も限られている中、描くべき優先度と尺のバランスを考慮して
    「やるべき事がやれなくなるなら無理をしない」という判断をしているのかな?と。

    完成前の設計段階で決めなければならない演出脚本は
    岡目八目な視聴者とは違うという割り切りのもと
    個人的には今後もその姿勢でいくのではないかと思っています。

    そう頭で考えても、我々視聴者は「あーでもない、こーでもない」と
    つい物申してしまうのですが・・・(苦笑)

    ただ、各プリキュアのアニマル要素についてはあからさまには出せなくとも
    さりげなくでも戦闘パートでもう少し出していけるのではないかな?とは思いました。
    さりげなくとはいえ、そういうものを出そうとすると枚数食ってしまうのでしょうかね?

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  6. 各キャラクターのアニマル要素については今後もっと掘り下げていくと監督がインタビューで明言していますね。

    どうやら「プリキュアがアニマルらしくバトルする」というより、
    「いちか達の個性が動物に象徴されている」という方を重視しているようです。
    たしかにあきらの性格の犬っぽさなんかは割と毎回描写されている気がしますね。

    まあ、キュアパインさんがパイナップルらしく戦ったり、
    キュアマリンさんが水中戦を得意にしていたりしたわけではないので、
    プリキュアのアニマルモチーフもそんな感じなのかもしれません。

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  7. 恐らく、外側の輪郭線の内側を全て黒く塗ったときの形、つまり影ですね、これを見ただけで誰か判るようにするためのアイデアが、動物モチーフだった。これが最も簡単な説明のような気がします。

    ピンク髪のツインテールなら過去にも居ましたが、形状・造形で差別化するのであれば、何かの要素を足すという方向で考えた結果、獣耳と尻尾を足すということになったのではないか。おさげの位置や形を変えるだけでは差別化にならない、という発想が出ても不自然ではない。


    勿論、異論反論もあるでしょうし、あまりにも不粋・野暮な見方だとは思いますけれども。

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※意見交換の際にややこしくなるので、匿名での投稿はご遠慮ください。
なんでもいいからHNを名乗って頂けます様お願いします。

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