2017年7月9日日曜日

キラキラ☆プリキュアアラモード 第22話「やめてジュリオ!憎しみのキラキラル!」

脚本=香村純子
演出=古家陽子
絵コンテ=貝澤幸男
作画監督=青山 充
文字数2109
「背景美術について」「大好きな気持ちとキラキラル」を追記しました。
んんんんんんんんn見事でしたね・・・・(`・ω・´;)

プリアラ22話・あなたの感想は?




ジュリオの憎しみの正体は
「上手くできない苛立ち」「キラリンへの嫉妬、焦り」


本当は優しい心を持った、「才能」ある子だったけど、
そんな暗い想いが生んだ心の隙間を、

ノワール様に利用されてしまった。と。




ジュリオが持っていた「才能」は、
いちかのそれと同じものでした。

(シエルとも大きな違いは無いとは思いますが)



だからこそ、ジュリオの気持ちに気づいてあげられた。
分かってあげられた。ということなのかも知れませんね。



【いちかとなかまたちの物語】

奇しくも昨日「いちかと主役以外が目立たない」なんて
話をしてましたが

この絵こそは正に、作者の意思を象徴するかのようでしたね。


その是非や好き嫌いはともかくとして、
ここまでハッキリ意思表示をしてくれたなら
私としては文句無いです。

「そういうものだ」としてみていくことにします。私は。
(それでもたまりかねたら文句は言うでしょうし、
出来たら後半は均等に描いてほしいと今も思っています。)



【演出脚本】


この短い時間でジュリオの心の闇の原因といちかがそれを知って救済するまでを
強引さなく描いたなんて。見事でしたね・・・


前半は
「かなりスジっぽいなぁ・・まあしょうがないかな・・」
なんて思いながら見てたんですが

後半のピカリオの心の描き方!

言葉・絵ともにハッとするほど的確なアイディアが
たっぷり入ってましたね!


▲背景美術も素晴らしいです!
上手くいかない情けなさや未来への絶望感を感じさせてくれる暗さ。

奥の淡い色使いと手前のバケツの黒さのコントラスト。
バケツの線の荒さは荒んだ彼の心のよう。

ピカリオの目の前に暗い壁が立っているかのようですね。

ジュリオの独白だけでなく、周囲のリアクションも
上手く利用して説明を分散させています。

分かりやすい対比も良かったです。


▲これは「ピカリオの本心は別にある」
という、転へのきっかけになるカット。


「正面からぶつかろうとした」からこそ、一瞬仄見えた
ジュリオの奥底の心。





【大好き、から始まる】


「スイーツ大好き、お母さん大好き」
から始まったいちかのお菓子作り。


ピカリオのこの回想は、そんないちかと
重なるものでした。


「スイーツもお前も、大嫌いだ!」というジュリオの言葉に
思いをはせるいちか。


このときは明確な答えは出なかったようですが・・・



ジュリオの心と向き合って、ようやくそれがどういうことなのかが
分かったのでしょう。






すなわち

▲「大好きだったから。」

お菓子も、キラリンも。



・・・あれ?その理屈だといちかも大好きってことに?(*゚∀゚*)キャキャ




一方のキラリンは、お菓子作りが楽しくて周りが見えなくなってしまっていたと。

夢を夢中で追ううちに、弟を置いてけぼりにしてしまっていた。
そのつもりが無くても、そうなってしまっていた・・・



・・・なんか、子供のころにそんな経験をした&されたような気がしますね。
何度と無く。


さみしいし、孤独なんですよね。
それが心を預けられる人であるほど、
その孤独感は強くなったものです。


番組を見ている子供達の中には、
今正にそれを経験している子も居るかもしれません。

そういう子達に、どうしたらいいのかを
示してくれるような結末を見せてくれるといいなと思います。



【大好きな気持ちとキラキラル】

キラリンは「お菓子作り大好き!」という心で技術を磨き、
キラキラルを生み出した。


いちかとピカリオは、技術が未熟でも「誰かへの大好き!」という心で
キラキラルを生み出した。

どちらの「大好き」も、その道を往くなら最も大切な心です。

※  ※  ※

たとえばお絵かきでも「とにかく描くのがたのしい!」という
気持ちで技術を磨く人と
「誰かが喜んでくれることがうれしい!」という気持ちで
ひたすら書き続ける人が居たりします。


その想いこそが見る人の共感を呼び、
技術の向上をもたらすものだと思いますが、

その気持ちは割合の問題で、誰もがどちらも持っているものです。
(社会から隔離された場所に閉じ込められた人が精神安定のために絵を書いている、
という状況でもない限りは。)



「どちらから始まるか」という違いはありますが、
それらの「大好き」は共に影響しあうものであり、
行き着くところは同じになると私は思います。


「大好き」がテーマで、それぞれがそこから始まった物語ですから、
行き着く先がどうなるものか。作者がそこにどんな哲学をもっているのか。

今からそれを見るのが楽しみです。

▲この回さえも、描こうとしていたものは一貫していたと言えますね。
やり方があまりにも;y=ー(゚д゚)・∵. ターン
・・・・だっただけで。



【演出・絵コンテ】
今回の絵コンテは「あの」貝澤さん。
私はその名を見ただけで警戒するほどの印象を持っていたのですが・・・

今回はちゃんと言葉を担保できるだけの「心」が描かれていました。
ケチをつけるところも無く、お見事としか言いようがありません。

この差はいったいなんなんでしょうね・・

▲そういえば。
長老とペコリンもギャグ要員としてちゃんと機能させてましたね。

▲これはいろんな意味で上手いですよね(´ω`*)
声だして笑いました。



【次回】
ははぁ。

次はシエルが曇っちゃうのね。


うん、「変身」するなら大きな心の動きが必要ですもんね。
一度おおきくヘコませて、そこからの復活をもって
変身への力とするというわけですね。

ジュリオの物語がシエルの物語につながると。
上手くできてますね。


「23話」は毎年恒例の中間クライマックス。
どんな山を見せてくれるのか、楽しみですね。

13 件のコメント:

  1. 「それでも一歩踏み込んで」

    今回は今まで描いて来たいちかというキャラあってこその展開でした
    人の心の闇に触れるというのは怖いことです
    それでも痛い思いをしながらなお相手の本質まで踏み込めるのは彼女らしかったです
    各所のカットも色々想像出来てうまかったと思います
    シエルは純粋にお菓子作りを楽しんでいたわけで勿論それも才能ですが、
    ジュリオはシエルのためにという想いもそれはそれで大事なことですね
    思い入れのあることほどうまく行かないものではありますが…

    前回のシエルといちかの立場の入れ替わりと同じく、
    次回はジュリオとシエルの立場が入れ替わるようで展開が楽しみです

    野暮なツッコミ
    「最初から何もかも違ったんだよ!」オスがプリキュアにはなれんわな~

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  2. セリフが少し多いのと心理描写がやや説明じみていて
    子供にはちと難しいかな、と思いましたが
    沢山の絵解きで緩和し、ペコリン&長老のギャグで和らげていました。
    頑張っていますね。

    頑張ると言えば、作画も年数回恒例の青山さん原画。
    前年で言えばこの人の方がよっぽど魔法使いで、
    今作で言えばこの人の方がよっぽどキラキラル使いなのではなかろうか?

    返信削除
  3. 誤解かネタか知りませんがプリアラにおけるプリキュアは伝説のパティシエであって性別は関係ないと思います。パティシエは男性もなれますよ。プリキュアの概念を一歩踏み込んできてよかったと思います。

    返信削除
    返信
    1. たけのこさんへのレスでしたら、自身で「野暮」と言っている通りだと思いますよ。(´ω`;)

      削除
    2. >奈月さま
      不愉快に思われたなら失礼いたしました
      こう真面目に返されるとは思いませんでした…
      てっきり「ファンファン先輩のとこで修行するすれば?」とか書かれると思ってましたよ
      ていお先生のご意見通り「野暮な話」ですよ(苦笑

      真面目にその辺のことを書けば、
      不器用でうまく行かなくても誰かのために一生懸命になれるって点で
      闇落ちしなければジュリオの方がプリキュアらしいと思いますよ(そっちの方が私も好きですし)
      ただ現実として変身出来るスーパーヒロインは無理でしょう
      あ~キュアモフルンの(性別:モフルン)があるので無理とも言えませんか
      彼の本当の願いは「伝説のパティシエプリキュアになる」よりも
      シンプルに「スイーツで人を笑顔にしたい」じゃないですかね

      削除
  4. すみません、今回は「可も不可もない」に入れさせていただきます。

    物語自体は素晴らしいと思いました、
    ピカリオの悩みにもすごく共感できましたし。

    まさかいちかとジュリオが同じ理由でスイーツ作りをしていたなんて意外にもほどがあります。
    だからこそいちかはジュリオの心の奥の方が見えて、そこからピカリオを取り戻す展開に繋がったというのも
    上手く計算されてますよね。

    でも前半の説明の多さのせいか、
    アイキャッチの時点でテンションが上がりきらないないまま後半に入ってしまったというか…
    テンションが上がっていく加速度はちょっと緩めだったような気がします。

    その状態で、ジュリオの攻撃を受けるシーンに入っても
    いちかの覚悟に感情を乗せることができませんでした。

    でもキラリンが涙を流すシーンでは少しウルッとしてしまいましたけどね。

    ……それはつまり、「やっぱり満足してる」ってことなんでしょうかね……?
    今回の感想は「満足」と「可も不可もない」の間……? う~ん、でもそれはちょっと反則ですよね。
    次回、今度はピカリオくんの方が、お姉ちゃんのために大活躍してくれたらいいな。

    返信削除
  5. シエル初登場の時は事前情報で追加キャラの正体が判明していただけに、(キュアエースほどではないにしても)いくらなんでも唐突すぎやしないか?せめて前々から作中のニュースとか雑誌やらに登場していれば自然な流れな気がするのにな…(けどノルマ増えて本編がgdgdになるのはアカンか…)と思ったものですが、シエル=キラリンと判明した時は「なるほど、そういうことか」と納得が行きました。

    ジュリオは、ジュリオ=リオくん=本当はキレイな心の持ち主の男の子…と思っていたらまさか彼も妖精の一員だったとは。
    初見から異様にキラキラした目が気になっていましたが、なるほどそういうことだったのか…。

    という風に、ジュリオとシエルに関しては遠回しな仕込みの伏線(というよりストーリー?)が張られていたのですね。
    しかしながら前半の山場にてそのストーリーはピークを迎える訳ですが、後半は一体どんな展開になっていくのでしょうか。

    ジュリオ絡みで言えば、ジュリオといちか、ジュリオとシエル、ジュリオとゆかりさんの関係がどうなっていくかは気になるところです。
    (そう考えると、ひまり、あおい、あきらさんはジュリオとの関りがやはり浅かったなぁ…と思うとちょっと残念ですね)

    今回の話は かとさん と同じく、「満足」と「可も不可もない」の中間くらいです。
    「満足」…は、今までの満足回と比べるとそういうわけでもないような気もするし、「可も不可もない」ほど不満足だったわけでもなしに。なかなか5段階だと難しいですね(といいつつ、段階が増えたらもっと基準が難しいのですが)。

    シエル初登場の時は事前情報で追加キャラの正体が判明していただけに、(キュアエースほどではないにしても)いくらなんでも唐突すぎやしないか?せめて前々から作中のニュースとか雑誌やらに登場していれば自然な流れな気がするのにな…(けどノルマ増えて本編がgdgdになるのはアカンか…)と思ったものですが、シエル=キラリンと判明した時は「なるほど、そういうことか」と納得が行きました。

    ジュリオは、ジュリオ=リオくん=本当はキレイな心の持ち主の男の子…と思っていたらまさか彼も妖精の一員だったとは。
    初見から異様にキラキラした目が気になっていましたが、なるほどそういうことだったのか…。

    という風に、ジュリオとシエルに関しては遠回しな仕込みの伏線(というよりストーリー?)が張られていたのですね。
    しかしながら前半の山場にてそのストーリーはピークを迎える訳ですが、後半は一体どんな展開になっていくのでしょうか。

    ジュリオ絡みで言えば、ジュリオといちか、ジュリオとシエル、ジュリオとゆかりさんの関係がどうなっていくかは気になるところです。
    (そう考えると、ひまり、あおい、あきらさんはジュリオとの関りがやはり浅かったなぁ…と思うとちょっと残念ですね)

    今回の話は かとさん と同じく、「満足」と「可も不可もない」の中間くらいです。
    「満足」…は、今までの満足回と比べるとそういうわけでもないような気もするし、「可も不可もない」ほど不満足だったわけでもなしに。なかなか5段階だと難しいですね(といいつつ、段階が増えたらもっと基準が難しいのですが)。

    ちなみに文中の「キラリオ」は「キラリン+ピカリオ」の事ではなくて「ピカリオ」のことでよろしいでしょうか?
    (最初「キラリン+ピカリオ」の事だと勝手に勘違いしていたもので…蛇足かもしれません、スミマセン)。

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    1. なおしました(´∀`;)

      書いてる途中で「あれ?ピカリオだっけ?キラリオだっけ?」「キラリンの弟だからキラリオだな!あぶないあぶない!」
      と思い込み、ちゃんとピカリオとかけているところまでわざわざキラリオに直す始末。

      思い込みとはかくも恐ろしいものなのですね(´^q^`)
      失礼しました。

      削除
    2. といいつつ私も文章が重複していました(‐ω‐;)失礼いたしました。

      削除
  6. 今回は満足に入れました。

    ピカリオの過去に何があったのか、わかりやすく伝わってきました。
    いちかはピカリオの憎しみを「大好きな気持ちの裏返し」と受け取りましたが、かつてスイーツが苦手と言いながらいちかへ的確にアドバイスできたのも納得です。

    また、いちかの立ち回りも主人公らしくて好感が持てます。
    昨日の敵を今日の友にしてしまう、今回のいちかはカリスマが溢れていました。
    相手の気持ちを第一に考えたいちかと、スイーツ一番でピカリオへの配慮が疎かになってしまったキラリン、二人の差もより明確になり、今後の展開に期待が持てます。

    しかし、いちかが攻撃を受け止める時に、ピカリオの本音が聞こえてきたのは個人的には残念でした。
    わかりやすくするための表現とは思いますが、例えば闇のキラキラルの中にまだ温かいキラキラルが残っていて、それにいちかが気づいて台詞で反撃でも良かったのではといった感じで、少しあからさまな印象でした。

    また、今回いちかはキラリンを呼び捨てで呼んでいますが、次回予告では再びシエルをさん付けで呼んでいるのも気になりました。
    言葉遣いはとても重要な要素なので、それが統一されていないのは大きなマイナスポイントでした。

    次回は、いよいよキュアパルフェが誕生するようです。
    ここまで、未だキャラクターが確立されていないシエル。そろそろ本領発揮を期待します。

    返信削除
  7. なかなかのシリアス展開でしたが長老&ペコリンでかなり緩和していましたね
    重くなりすぎないよう子供が飽きないよう工夫されていて凄く良かったです

    前回はいちか達がプリキュアだと知ってあんなにはしゃいでいたキラリンが今度はジュリオがピカリオだと知って涙を流すというかなりギャップのある展開ですね
    愛らしいキラリンを知っているだけにショックを受け涙を流すキラリンを見て私も涙目に…ヤメテクレー。・゜゜(ノД`)
    ピカリオがジュリオになった経緯もかなり分かりやすく表現していて感情移入がしやすかったです
    ピカリオが失踪した理由がキラリンに分からないのも納得できる事情でした
    キラリンは皆に笑顔になってほしくてスイーツ作りの技術を磨いてきたのに作る方に一生懸命でスイーツ作りの原点で目的であった相手の気持ちに鈍感だなんて皮肉ですね
    でも キラリンが悪いってわけでも無いんですよね
    ゆかりさん回の「自分で決めた事」が刺さりますね
    自信が無くなったのがキラリンの影響でも諦めたのはピカリオですから
    二人とも心にちょっとの余裕があればすれ違わずに済んだのに

    ピカリオの気持ちをキラリンでは無くいちかが感じとるというのも面白いですね
    たくさんの人と積極的に関わってきたいちかだから出来たことだと思いました
    あきらさん回でキラキラルから妹の気持ちを知る展開があったので今回の演出もすっと入ってきました
    そして ピカリオを救えて良かったねで終わらずキラリンが姉である自分に触れることが出来なかったピカリオの気持ちにいちかが優しく触れることができた事に動揺するのも良かったです
    そしてこの要素が次回に続くんですよね
    プリアラは気持ちを丁寧に扱っていて凄く好感が持てます
    次回が楽しみです

    返信削除
  8. これまでパーフェクトに描かれてきたシエルに汚点(と言うべきか)をわずかワンシーンで描いてくれたのがすばらしかったです。
    ピカリオへの余すことない感情移入、培ってきたいちかの心、下手をすれば来週の変身への踏み台描いてだったと言われかねない中で最高の塩梅でした。
    見え見えなまである数々の要素を来週はどうやってくれるのか、楽しみで仕方ないです。

    返信削除
  9. ヨソの感想ブログで
    16話のいちか:お母さん=ピカリオ:キラリン
    17話でゆかりの架空の姉話に引っかかるジュリオという
    伏線について触れていました。

    ただこれを読んで「ああっ!自分で気付きたかった」という悔しさも無ければ、
    「上手いこと話を作りやがって」と感心することもありませんでした。
    果たして作り手の問題(ビブリーが間に挟まったし)なのか
    観ているコッチが冷めているのか、
    そもそも騒ぐほどの話題でもないのか・・・

    返信削除

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