2017年12月17日日曜日

キラキラ☆プリキュアアラモード第44話「雪に秘めた想い!愛をさけべ、あきら!」

脚本=田中仁
演出・絵コンテ=中島 豊
文字数1119【賛】
「誰かへの献身、誰かへの愛のために強くなる。それが剣城あきら。」

そんな制作意図がハッキリ見えましたね。

「あきらは医者を目指す」というような筋書きや設定からではなく、
「あきららしさを引き出す」「あきらのどんな感情を描くか」という思考から
物語を作り始めているのが見て取れました。

プリアラ44話・あなたの感想は?




「妹のために」人生を決めたあきら

そんなあきらの足手まといになる自分がいやになってしまったみく。

「愛ゆえに」。
お互いが大好きだからこそ生まれてしまった葛藤。

そんな心のスキマを狙ってくるエリシオ先生!

私は彼を心の中で「田中仁の化身」と呼んでいます。
どんな人物かしりませんが、私の脳内の田中仁さんのビジュアルは

これですね。(゚∀゚)

もし道端でこんな人とすれ違ったら
「あ!田中仁だ!」って言うと思います。

で、重たくなりがちなお話を
キャラ演出で楽しくする意識はもちろんのこと

「テスト」の話題から「あきらの進学」の話につなげたり

「想い」を渡すことで人間関係が見えたり

ゆかりがめざとく察したり

医者になりたいという話から

いちかママンの話につなげて

「みんなを笑顔にするヒーロー」。
いちかのお母さんトークで、

あきらの憧れ・目標像をわかりやすくするアイディア。


話の組み立て方も上手いし、
そこに込められた人物の心の描き方もとても上手いです!

「みくが病気であまり遊べなかったことが寂しかった。」
最初はそれを絵だけで見せる。


一方、説明が必要なところはエリシオ先生が
みくちゃんの代わりにズバズバしゃべっちゃいます。


しかし幼児あいてにえげつないですね・・・(ノ∀`)

▲このセリフもいいですね!
エグい一言とこの絵!
ワンカットでどんな話なのかがはっきり分かります。

二人が抱えた心の闇。

しかし、それは愛が故にうまれたもの。

ならば、悲しいままで終わらせはしない!


このお話の中で「愛」という言葉は特に強調されていませんでしたが、
しかしこの物語の核心は確かに「愛」です。


「雪だるま」。
それは、みくとあきらが夢見る理想の未来。

それをお菓子で表現して一緒に食べる。

物語の〆をちゃんとパティシエものらしくしている
気遣いも見事です。
※  ※  ※

・・あれ?そういえば
でもリオ君が思わせぶりに言った「ノワールの元へいく手段」については
その後種明かしがなかったな。

じゃあ「ひとつだけある」なんて言い方じゃなく
「俺に任せろ」でよかったんじゃないかな。

※  ※  ※

一時期【賛】マークがつけられない内容が続いていましたが、
最近はまた盛り返してきてますね。


実は他のアニメを見ていると演出脚本のマズさに腹が立ったり
することも多いんですが、最近のプリキュアではそういうことがあまりありません。


今回も要素は多かったんですが、
「設定・段取りに気をとられて肝心の人物描写がなおざりになる」
みたいな手落ちが無いのは流石だと思いました。

※  ※  ※

ところで
28話・ひまりん実験回。

この回私はケチばっかりつけていて、先週は「これが演出家の差か」
なんて書いてましたが・・・

この回と今回はともに中島さん演出。

・・とすると、なんでしょうね。
相性とか監督構成のオーダーとかチェックとか、条件によって
変わるんですかね。

ロジックにスランプは無いと思うので、この違いにはなにか原因が
あるんだとおもいますが・・・・・

とりあえず、先週の発言については
中島さんに無礼をお詫びします。すみませんでした。


※何度も語っていることですが、私は内容次第で何度でも簡単に掌を返します。
それはそうあるべきだと思っているし、これからも変わりません。

12 件のコメント:

  1. 前回とはうってかわって、今回は不満です。

    姉を想うがゆえに姉の夢を素直に応援できないみく、妹を想うがゆえに寂しさを感じてしまうあきら、剣城姉妹の矛盾した心がよく描かれてはいました。

    あきらが寂しさに苦しめられていたものの、その寂しさこそが強さの源という、43話と同様の「弱さは強さ」も良かったです。
    きっと、あきらは躊躇うことなく研究者になれるでしょう。

    しかし、今回の主役はみく、あきらは脇役と言っても過言ではないほど、あきらの印象が薄かったです。
    みくの心理描写は丁寧でしたが、その分あきらが削られて全体的に駆け足に感じました。
    みくがいなければ成り立たない話ではあるものの、みくの存在による話の膨らみよりも、みくがいなければ存在感を発揮できないあきらのキャラクターの薄さが顕在化した、脇役依存が超残念でした。

    また、みく以外の脇役の扱いも違和感がありすぎました。
    あきらの異変をただ一人察知するもそれっきりのゆかり、特に意味もなく突然あきらの肩に乗っかっているペコリン、みくが行方不明だから総動員かと思いきや何故か不在のビブリー、「一つだけ方法がある」といかにも大変そうにリオが語ったのに何の苦労もなくあっさりワープするなど、中途半端なのが非常に気になりました。
    これまで脇役が空気なのが問題だったことを考えると、脇役にそれなりの出番を用意したとプラスに捉えられなくもないですが、終盤にもかかわらず扱いきれていないのは、その他のキャラクターも薄い何よりの証拠で超残念でした。

    元々あきら回はずっと微妙でしたが、最後の最後も・・・で、あおいとペコリンに並ぶ印象の薄いキャラクターとなってしまいました。
    次回は最後のゆかり回ですが、ゆかりも最近急激に空気化が進行しているため、身構えてしまいます。

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  2. あきらは何故みくの方ばかりを向いているのか全然わかりません。
    ですが、わかるように描くほど脇役プリキュアに充てるリソースは無いのです。

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    1. みくがあきらを好きになる理由はこれまでにもたくさん描かれていましたが、
      あきらからみくへ、というのはあまり記憶にありませんね。

      うーん。確かに・・
      私も無意識レベルの違和感を感じていた気がします。

      しかしそれはリソースではなく作者の意識に原因があると思います。
      意識さえあれば、知恵でどうにかできたところですから。

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    2.  あきらは基本的に誰にでも優しい人で、
      肉親であり弱者であるみくを特に気にかけるのは、
      不自然ではないと思います。

       ただ、ていおさんが言うように、
      あきらがみくをより好きになるようなシーンは、
      確かに覚えがないです。

       でも、今回の話であきらは実は、
      さびしがり屋だということが分かりました。

       となると、あきらにとってみくは特別に
      何かをしてくれなくとも、存在するだけで
      十分なのかもしれません。

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  3.  エリシオさんが相変わらず嫌~なヤツですね(褒め言葉)。
    主人公たちの心の問題をえぐり出し、それを乗り越えさせる。
    いいトスを上げてくれますなあ。

     「人の心の痛みが分かる人間になれ」という言葉がありますが、
    エリシオさんはまさにそんな人と言えそうです。
    世の中にはこういう能力を悪用する人もいるんですよねえ。

     同じスタッフでも回によって質が大きく異なる理由としては、
    納期が挙げられるでしょうか。
    アニメに限った話ではありませんが、納期のために何らかの要素を
    犠牲にしなければいけないことはあるので。

     あとは販促もそうですけど、これは逆にストーリーとの一致具合で
    大きな威力を発揮する場合もありますが。


     ところでていおさんに質問なんですが、感想記事を書くにあたって、
    同じ話数をいくら見返しますか?
    実は私、今回のあきらの心情が初見ではよく理解できなかったんですよ
    (カゼ気味のせいだと思いたい・・・)。

     ていおさんがいつも的確な記事を書けるのも、
    一度だけの視聴ではすまさないからなのかな、と思いまして。
    もし一度だけだとすると、理解力や集中力がかなり高くて
    羨ましいです。

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    1. セリフを書き起こすためでもなければ、2度見直すことはないですね。

      上手い演出さんなら制作意図が読みやすいので理解が早いし
      マズい演出さんならその場で手落ちに気づくので
      1シーンごとに理解しながら視聴することができます。


      自動車の運転に慣れると、局面ごとに視線をどこにやっていいか
      反射的に判断できるのと同じようなものです。

      あとは、キャプチャー画像を集める作業が
      ダイジェストのようなものになっていて、振り返りの役に立っていると思います。

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    2.  返答ありがとうございます。
      見直さないでここまで書けるのは、すごいと思います。

       でも、考えてみればていおさんは何年もブログを書いており、
      その積み重ねもあるんですよね。

       普通にアニメを観てきた私より理解が早いのも、
      当然のことかもしれません。

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  4. 今回は「可も不可もない」です。

    あきらの医者になる夢、これは妹への愛から来るものってのはよく分かったのですが、
    あおい回の時の「水嶌が跡取り」と同様、何の前振りも無かったので唐突感があり、
    将来の夢の話に関してはイマイチ感情が乗りませんでした。
    せめて「その話が出る前に」いちかの母親のエピソードに興味を持つ描写があれば、少し違った印象になってたと思います。

    とは言え、相変わらずの『プリアラ』らしい楽しい画の数々で、
    冒頭の暗い雰囲気を引きずらずに楽しむことができました。

    暖炉の前でアイスを食べるあおいの画は、自由でありながらもお嬢様を忘れないあおいらしさが見えて気に入ってますw
    こういう、さりげない1枚の絵で2つの「らしさ」を同時に見せられるのは本当にすごいと思います。
    最後のかまくらのシーンもいいですね。エリシオのエッッグい策略を乗り越えて愛情を深めた姉妹の温かくほっこりするワンシーン。きっとみくちゃんは病気を克服して元気になるでしょうね。

    そういえば、あおい、ひまり、あきらと3人とも「未来」に関する物語が描かれてきましたが、
    もしかしたら今年も最終回で大人になった姿が見られるかもしれませんね。
    6人の内2人はもう大人みたいな見た目してますが…w

    あと関係ないですが、久しぶりの剣と剣の戦い……ショコラソードの見た目が結構好きですw

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    1. >何の前振りも無かったので唐突感があり、

      後でよくよく考えてみると、前振りは充分にありましたね。
      あきらさん回の時にはほぼ毎回みくちゃんが出てましたし、
      その度にあきらさんの「病気の妹への愛情」がこれでもかってぐらい演出されていました。

      かれんさんがミルクの看病をする回が3回ぐらいあるのと同じくらいの前振りがあったんですよね。
      なんでこの時、すぐに気付けなかったんだろう……

      削除
    2. あくまで個人的な考察ですが、みくが病気であることが当たり前になってしまっていたことが、逆に問題だった気がします。

      あきらのみくに対する愛情は説明不要の領域に達してはいたものの、病気そのものを心配するのは今回が初めてでした。
      初登場時はまだしも、文化祭の時は一緒にいられないことを嘆く描写に費やされ、運動会の時に至ってはみくが発熱しているのに普通に接していましたから。

      また、みくも良い意味で病気であることに慣れてしまっていて、姉の愛情に恩返しをすることはあっても、自身が病気であることにコンプレックスを抱く描写は、運動会前のやり取りだけでは皆無であり、実質的に今回が初めてでした。
      姉や自分を心配するみくが描かれていなかったのも、今回を集大成として観るならばマイナスです。

      みくの病気が今に始まったことではないのに、どうして急に病気の話を始めるのだろう、それがかとさんさんが気づけなかった理由ではないでしょうか。
      もっとも、仮に突然切り出された話であったとしても、もっと盛り上げることはできたと思いますが・・・。

      長文失礼いたしました。

      削除
    3. なるほど、確かに「病気」そのものにスポットライトが当たったのは今回が初めてですね。

      そういえばみくちゃんの病気について、病名はおろか、どんな症状なのかさえ具体的に描かれていませんでした。
      物語のメインは「あきらさんの愛情」であり「みくちゃんの病気」そのものではないので仕方ないとは思いますが、

      「何か」にスポットライトを当てて、そこから物語を広げるなら、
      その「何か」がどんなモノなのか視聴者に分かりやすいように描いておく必要はありますよね。


      >みくも良い意味で病気であることに慣れてしまっていて
      >自身が病気であることにコンプレックスを抱く描写は、運動会前のやり取りだけでは皆無
      >みくの病気が今に始まったことではないのに、どうして急に病気の話を始めるのだろう

      みくちゃんが病気である事はちょくちょく描かれていたんですが、
      ほとんどが「あきらさんの愛情」というテーマを描くために「病気である」という要素だけが少しだけ出てくる程度に留まり
      みくちゃん自身も病気とは思えない元気さでいちかたちと接していて病気について悩む様子もなく、
      あきらさんに医者の夢を抱かせるほどの深刻さが全く感じられず、
      最終的に「みくと同じ病気」の人を治したいという夢の話が薄く感じられてしまったということか。

      これがイマイチ感情が乗らなかった原因だったんですね。謎が解けてスッキリしました。

      削除
  5. 愛ゆえの絶望感やエリシオのえげつない罠など、色々と強烈な印象の話でした
    全体的には定番な話なのですが、「あきらも寂しかった」という視点には脱帽です
    今まであきらがみくちゃんを気遣う描写はたくさんありましたが、
    みくちゃんは賢いので日常ではみくちゃんがあきらを気遣う事も多々あるのだろうなと思います

    研究者になれば逆に妹のそばに居られる時間が減るようにも思いますが、
    妹のためだけでなく、みんなの笑顔のためにというあきららしい強さを感じました
    少ない手番の中で手堅くまとめた回でした

    返信削除

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